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すばらしい進展 - 洋紙から板紙への転抄の成功

伝統的な小売業や e-コマースの成長は、持続可能な製造方法によって包装材の世界的需要が増加している。2015年、フィンランドのStora Enso社 Varkaus工場は、既存の洋紙マシンを市場ニーズにより合った再生可能な包装材であるダンボール原紙生産するために転抄した。彼らは、この挑戦のためにバルメットをパートナーとして選択した。

「すべての抄紙の技術者は、新マシンの建設という夢を持っています。」とこの転抄プロジェクトについて少年のような笑顔で、抄紙兼再生紙プラントのエリア マネージャー Jukka Lyyra氏は述べている。「このプロジェクトは、私の役割の中で 2番目のもので、私は幸運であり、それはすばらしい進展となっています。」と彼は続ける。「PM3は、今、ほぼ新しいマシンのようです。最新技術と優れた技術の組み合わせは、非常に良い信頼できる技術でした。そして、合理的なコストで高品質の製品を生産する機会を与えてくれました。」

洋紙から包装紙へ

古い上質マシンを改造したのは非常に良い選択だった。Varkaus工場は、充実した設備、信頼性の高い木材原料やエネルギー供給および熟練したやる気のある従業員を持っている。また、この種の転抄は初めてではなかった。PM3は 1985年に新聞紙から上質紙に転抄しており、これは転抄について工場が多くの経験を持つことを意味する。洋紙マシンを最新の板紙マシンへの転抄を実現させるためには、バルメットはマシン改造のための技術やオートメーションを提供し、据付・各種テストおよび試運転サポートやマシンのスタートアップのための用具に伴うトレーニングも行った。

責任の一つを持つことは、すべての当事者にとって有益なことである。「スタートアップにおいて、一社のサプライヤーであれば、より少ない作業員となり、作業員の重複が少なくなります。私の意見では、それは“責任逃れ”を少なく し、微調整や更なる開発を容易にします。」と プロジェクトダイレクター Ari Saarnio氏は述べている。Lyyra氏も同じ意見を持っている。「それは、私達の仕事が容易になります。一社のサプライヤーということは、小さなパートの代わりに、全体の生産により集中できることを意味します。一社のサプライヤーであれば、私達は非常に効率的な方法で生産性と品質を向上させることができます。」

資源節約のための正確な坪量制御

「軽量ライナーを生産するために、現在のウェットエンド全体およびマルチフォードリニアは非常に安定しています。ヘッドボックスは2台あり、最終製品の品質改善とコスト削減のためにパルプ原料の調整を行うことができます。それは証明され広く知られた技術ですが、まだ新しい要素や技術的な優位性が残っていま す。」と Lyyra氏はそれが技術革新をするための理由であると述べている。「ヘッドボックス(1台の新しい OptiFloと既設に濃調装置を設け移設改造)は、安定したプロファイルの高品質なライナーを製造するために非常に優れているようです。そして、最新の OptiFiner Proリファイナーは、エネルギーとコストを削減しています。」と彼は続ける。

Varkaus工場の場合は、コスト競争力が優先事項である。「私達はできるだけ少ない資源を使用しようとしています。原材料、エネルギー、薬品は、使用する機械と最適化プロセスとを関連させています。もちろん、私達は、お客様に供給するだけでなく要求品質にも可能な限り合せますが、私達の低坪量製品(軽量製品か正規グレード品)を選択することができます。」

目標: お客様のためにナンバーワンになること

Varkaus工場は、ダンボール原紙の強度の面で安定した品質を求めるお客様のニーズを満たすように決定されている。清潔さも食品関連の最終ユーザーには重要である。Stora Enso社は、既に市場から良いフィードバックを受けている。「私達にとって、私達の技術、品質管理やプロセスの統合には、バルメットの IQ QCSは非常に重要です。信頼性の高いプロセス計測とそれに応じた調整は、高品質の製品を製造するには重要なポイントの一つです。その技術は加工したパルプや原料を異なった層に供給することを可能にしています。」と Lyyra氏は説明する。

工場は、新しい品質管理システムに満足している。 「QCSは生産ラインの心臓部です。それは、どのくらい高品質な板紙を生産しているか、そしてまたお客様の期待に応じ、更にそれを超える微調整された品質とプロファイルを確実に監視することです。」と Lyyra氏は述べている。バルメットの RM3 アナライザーは、ウェットエンドの安定性を確保する。プロジェクトエンジニアの Timo Vänttinen氏は、その測定ではスタートアップや抄替が早く行われていると説明している。「それは適切なタイミングで適切な意思決定を行うために正しいプロセス情報を持っていることが不可欠です。」

目標としたスタートアップカーブは容易に達成

改造後のマシンの立ち上げは、恐らく製紙会社の仕事の中でももっともやりがいや不安になる瞬間の一つである。スタートアップは、数ヶ月に亘る厳しい工事の集大成を表している。成功したスタートアップは、望んでいた紙品質を達成し、そして新製品が計画通りに販売され、またプロジェクトが終了することで経済的に大きな影響を与える。

「スタートアップは、改造範囲が大きかったことや洋紙から包装洋紙への転抄を考慮するとスムースに進みました。」と Timo Vänttinen氏は説明している。「私たちは多くの走行性の問題もなく生産することができたので、私達は直ぐにチューンアップ・フェイズを開始しまし た。」 Lyyra氏は付け加える。「スタートアップの目標値は容易に達成し、目標値よりもさらに早く達成できました。しかし、その後、私たちは一般的な課題に直 面していました。私たちは今、再び良いトラックの中にいます。私たちは、まだ品質と生産性の向上を実現したいと考えているので。」