OptiAir プロセスベンチレーションと製品ファミリー

すべてのプロセスベンチレーションが一体化
バルメットの抄紙機ベンチレーションプロセスおよび製品は、一つの名の下 - 「OptiAir」に統合されます。OptiAir ファミリーは紙・板紙抄紙機のベンチレーション向けのエネルギー効率に優れたセットアップ一式です。プロダクトファミリーは OptiAir Hood、OptiAir Recovery、OptiAir Environment の 3つのプロセスおよび製品から構成されます。
エネルギー効率は生産効率改善のカギ
省エネ、二酸化炭素の削減、より良いエネルギー効率のための世界的な目標が設定されています。エネルギーは紙・板紙生産におけるコストの最も大きな部分を占める要素の一つです。OptiAir プロセスベンチレーションのソリューションは新旧マシンのどちらにおいてもコスト削減、利益増大の素晴らしいチャンスをもたらします。
エアシステムがエネルギー消費量を大幅に削減:
- エアシステムにおける熱および電気を効率化し最小化
- シリンダドライヤのエネルギー消費量に影響
- 熱回収システムで一次エネルギーの使用を削減
紙の乾燥および蒸発プロセスで使用されるエネルギーは、排気に結びつきます。その後、プロセスベンチレーションおよび熱回収の機能が実質、マシンの総エネルギー効率を決定します。
膨大なエネルギーが乾燥に使用されても、エネルギーは消滅しません。シリンダー内で使用された蒸気の中のエネルギーは、蒸気を凝縮することで放出されます。このエネルギーがシリンダーセルを通って紙に移動し、蒸気エネルギーは蒸発水分に結びつき、最終的には蒸気からのエネルギーとともに蒸発水分は排気となります。実は、給気フローにはすでにたくさんのエネルギーがあるため、シリンダーに入る蒸気フローよりも排気システムにより多くのエネルギーがあります。最新の紙・板紙抄紙機では、50 MW以上の熱が回収可能です。このエネルギー効率を利用することが重要です。
豊富なエネルギー量はドライヤセクションだけではなく、他の真空システム排気やコーティングドライヤの排気のように他のプロセス排気においても存在しています。実際には、すべての水およびプロセスエア加熱に十分なエネルギーがあります。寒冷地での建屋の暖房も、この二次エネルギーでまかなうことができます。
エネルギー分析の結果から、様々なアクションと蒸気消費量への影響を引き出すことができます。
OptiAir プロセスベンチレーションは紙・板紙抄紙機のエネルギーとエアのフローの一貫制御 を提供します。