循環型経済を前進させる

なぜ循環型経済を追求することが重要なのでしょうか?

循環型経済は、私たちが直面している 2つの重要な世界的課題、つまり深刻な天然資源の不足の深刻化および気候変動に対処するものです。

現在の人口は地球が供給できる以上の資源を消費しているため、地球の持続可能な未来は脅かされています。そのため、ライフサイクルを通して資源や製品をより有効に活用するための新しい方法を見つけることが急務となっています。

循環型経済では、製品、コンポーネント、材料は廃棄されるのではなく、連続的なサイクルの中にとどまります。主な考え方は、新しい材料をできるだけ使わず、既存の材料フローをより長く使い、廃棄物を最小限に抑えることです。これは、初期段階での原材料の必要性を減らし、プロセス内で材料をより長く循環させ、使用済みの材料をリサイクルし、計画的なメンテナンスで生産設備の寿命を延ばすことによって達成できます。

循環型経済におけるバルメットの役割(クリックして図を拡大)

循環型経済へのアプローチ

私たちにとって、循環型経済とは、私たち、お客様、その他の利害関係者、そして社会にとって持続可能な未来を築くための方法です。循環型経済の基本的な考え方は「再生可能資源を持続可能な成果へと変換する」という私たちのミッションに組み込まれています。

循環型経済は、パルプ、紙、エネルギー生産向けのバルメットのソリューションに不可欠な要素です。私たちのテクノロジー、オートメーション、サービスの提供を通じて、お客様が事業活動において循環型経済を適用できるようにするため、私たちは重要な役割を担っています。自社の事業では、資源効率を高めるために常にプロセスを改善し、提供する技術においてリサイクル材料を最大限に活用することを目指しています。

「バルメットは循環型経済に関して有利な立場にあります。私たちのテクノロジーやサービスにより、お客様が再生可能な材料から持続可能な製品を生産できるようにすると同時に、独自のプロセスも継続的に開発しています。たとえば、2019年 10月、バルメットは世界で初めて、板紙、紙、ティッシュ、パルプ製造用のバイオマテリアルとリサイクル材をベースにしたロールカバーを発売しました。」
バルメット マーケティング・コミュニケーション・サステナビリティ担当 Anu Salonsaari-Posti