循環型かつネットゼロに整合したソリューション

バルメットは、各産業がリニア(使い捨て)かつ化石資源に依存した仕組みから、循環型で資源効率が高く、低炭素な事業運営へと移行できるよう支援しています。循環型設計、資源回収、エネルギー効率の高いプロセス、炭素回収技術、高度なリサイクル、そしてライフサイクルサービスを通じて、お客様の排出量削減、資源効率の向上、そしてネットゼロ事業運営への移行をサポートします。

循環型経済では、製品、コンポーネント、材料は廃棄されることなく、継続的な循環の中にとどまります。その基本的な考え方は、新たな原材料の使用を可能な限り抑え、既存の材料フローをより長く活用し、廃棄物を最小限に抑えるというものです。これは、初期段階での原材料の必要量を減らし、プロセス内で材料をより長く循環させ、使用済み材料をリサイクルし、そして計画的なメンテナンスによって生産設備の寿命を延ばすことで実現できます。

循環性は、バルメットのパルプ、紙、エネルギー生産向けソリューションの中核を成すものです。バルメットは、プロセス技術、オートメーション、そしてサービスの提供を通じて、数十年にわたり、自社の事業活動、サプライチェーン、そしてお客様の業界における循環性の向上に体系的に取り組んできました。私たちは、お客様が自社の事業に循環型経済を適用できるよう支援する上で、重要な役割を担っています。

自社の事業活動においても、資源効率を高め、提供する技術におけるリサイクル材料の使用を最大限に高めるため、継続的なプロセスの改善に取り組んでいます。

サプライヤーの支援と連携

バルメットは、サプライチェーン、自社の事業活動、そしてソリューションの使用段階において、循環性の実現に取り組んでいます。循環性に関する基準の適用は、製品設計および図面の段階から始まり、軽量化や代替原材料の活用が進められています。循環性は、バルメットのサプライヤー行動規範の要件にも組み込まれており、これが私たちの「サプライヤー・サステナビリティ・エンゲージメント・プログラム」の基盤となっています。

環境マネジメントに関する要件を通じて、バルメットはサプライヤーに対しても、環境負荷を低減し、事業活動におけるリサイクル材の再利用および使用比率の向上に取り組むよう支援し、強く推奨しています。また、サプライヤー向けに特別に開発したeラーニングコースにも、循環性に関する内容を組み込んでいます。

最近の取り組み

バルメットは繊維産業の変革において重要な役割を担っており、より持続可能で循環型の繊維生産を実現するソリューションとして、セルロース由来の新しい繊維素材や、繊維から繊維へと再生するテキスタイル・リサイクルを位置づけています。バルメットは、スウェーデン・Sundsvallにある Renewcell社の繊維リサイクル工場向けに、リファイニング、洗浄、漂白、乾燥のための主要技術を提供しました。同工場は、世界初となる商業規模の「fiber-to-fiber」テキスタイル・リサイクル工場であり、2022年に稼働を開始しました。

さらに、バルメットは、化石由来の化学物質に代わるリグニン抽出技術や、液体バイオ燃料ソリューションのための熱分解(パイロリシス)技術など、バイオマス転換技術の商業化にも注力しています。例えば、ドイツの Mercer Rosenthal Lignin Centerには LignoBoost XSTMプラントを納入しており、そこで抽出されたリグニンは、化石原料に代わるさまざまなバイオベース材料の開発に活用されています。

バルメットと Metsä Groupのイノベーション企業である Metsä Springとの合弁事業は、世界の包装ニーズに応える持続可能なソリューションを生み出しています。この革新的な成形繊維製品は、北欧の森林から得られる木質繊維を原料として製造されており、プラスチックの代替品として非常に有望な選択肢となります。成形繊維製品への需要が急速に拡大する中、この新技術により、バルメットは自社の成形繊維技術「Valmet 3D Fiber」を通じて、新たな市場へ参入する大きな機会を得ています。

 

循環性の詳細については バルメット グローバルサイト(英文)をご覧ください。