Valmet Conical Refiner Pro
1台で十分
Valmet Conical Refiner Pro(旧製品名 OptiFiner Pro)は、従来の 2台のリファイナーを 1台に置き換え、さらに 30%の省エネを実現できる革新的なリファイニングコンセプトです。Valmet Conical Refiner Proリファイナーは、あらゆる種類の低濃度リファイニングアプリケーションに適しています。
高効率、低コスト
システム内のリファイナーの数を減らすことができるため、Valmet Conical Refiner Proは持続可能な開発をサポートしながらエネルギー効率を高め、操業コストを節約します。最終的には、メンテナンスコストの削減、ライフサイクル全体のコストの低減、そして環境ストレスの減少につながります。
独自のフロースルー技術
パルプ原料は繊維処理が行われるバー全体に均一に広げられ、その後、繊維処理の後にリファイナーから直接排出されます。この設計によりすべての紙料が均等に処理され、リファイナーの荷重能力が高まりエネルギー効率が向上します。
優れた効率性
Valmet Conical Refiner Proは、非常に高い設置電力と処理能力を実現します。リファイナーの油圧容量は、フィリングの摩耗に影響されません。また、ポンピングカーブも従来のリファイナーよりも低く、均一です。
迅速で正確な電力制御
ギャップ制御は、サーボモーターとその制御で構成される新世代のローディングシステムを備えた可動ローターによって行われます。
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私たちにご相談ください
新しいテクノロジーがプロセスにどのように影響するかご存じですか? フィンランドの Paper Technology Centerでは、お客様の実際の生産条件を使用して工場規模のトライアルを実施することができます。引裂きや引張り測定などの標準的な試験に加えて、研究室では顕微鏡分析による繊維形態の評価も実行でき、業界のエキスパートがサポートします。パイロットテスト施設の詳細については、バルメット グローバルサイト(英文)をご覧ください。
お客様の事例
三菱製紙株式会社 八戸工場でのリファイナー改造による省エネ
三菱製紙は、競争力を確保するため、高品質の印刷用紙と情報用紙の製造している八戸工場の PM2にて、2019年、叩解プロセスの品質向上とエネルギー消費の削減を目的としたリファイナーの改造工事を実施しました。
リファイニングの更新による原材料の削減
ひとつの項目として考えた場合、原材料は製紙会社にとって最大の出費と言えよう。JSC Arkhangelsk PPMはリファイニング工程の更新により製品の競争力を高めた。最終製品の品質の向上や原材料の削減、そして20%にも及ぶ省エネが可能となった
Hankuk Paperではブレストロールシェーカにより紙品質が改善され、リファイナ改造によりエネルギーを節減
Hankuk Paperは懸案だった品質を改善して、年間でエネルギーコストを 5万ユーロ削減する。
リファイニング工程の更新による信頼性の向上
Savon Selluでのリファイニング工程更新の結果について、Tapio Laukkanenは「OptiFiner Proのユニークなリファイニング機構には利点があると信じています。さらに同一フリーネスに達するまでの消費電力が以前より 30%まで削減しています。」と話す。
適正な叩解により最終製品の品質を向上
南ヨーロッパで初めての OptiFiner Pro が、北イタリアにある Cartiere Ermolli工場で2014年に稼動を始めた。PM 11マシン用として設置された OptiFiner Pro は、2台の既設リファイナーからの置き換えとして導入され、処理量の増加と電力消費量の削減(20%以上)を達成した。