バルメットが新型木質チップおよびバーク水分分析計を発表
バルメット Oyj トレードプレスリリース 2017年2月13日
バルメットオンラインバイオマス水分分析計（Valmet CBA）は、パルプ工場に生産性と効率を向上させる新しいツールです。木材チップの水分を連続的に測定することにより、蒸解工程の運用改善のために蒸解液対チップ質量比を正確に制御する手段を提供します。バイオマス水分を監視するために適用すると、燃料供給制御と補助燃料の使用を最適化するため、発熱値の連続表示によって、より良いボイラー効率が可能になります。
革新的な分析装置によるプロセス性能の向上
Valmet CBAは、マイクロ波技術を利用してチップ、樹皮、森林由来バイオマスまたはリサイクル木材の水分を連続的に測定することにより、試験室における時間のかかるオーブン絶燥での測定を置き換えます。サンプルフローはコンベアシュートから取り出され、詰まりのない測定チャンバーを通過し、シュートに戻されます。革新的な設計と測定コンセプトにより、コンベアに取り付けられた機器に影響を与える障害は取り除かれています。
「チップとバイオマス水分は生産性と効率に大きな影響を与えるため、Valmet CBAが提供する連続測定はリアルタイム制御で効果的に使用でき、迅速な投資回収率を提供します。バルメットの他の優れた分析装置および制御装置と共に、Valmet CBAはパルプ工場および発電所の完全な最適化のための新たなツールです。」とバルメットのオートメーションビジネスライン プロジェクトマネジャー Antti Kokkonenは述べています。
バルメットオンラインバイオマス水分分析計（Valmet CBA）
木質チップおよびバイオマス水分0％～70％までの安定した連続測定
Valmet CBAの頑丈な構造は一体型スクリューフィードサンプリングユニットを装備しており、トラブルのない簡単な設置が可能です。0〜70％の水分量を正確に測定するには、マイクロ波の共鳴、Q値、およびサンプル温度の組み合わせが使用され、氷または凍結した材料が存在する可能性がある場合はオプションの加熱スクリュー管が利用できます。インダストリアルインターネット機能により、測定データ、アラームおよび診断はすべてリモートからアクセス可能です。Valmet CBAは、特別な認証または安全手順を必要とせず、すべての木材および森林バイオマスの水分測定に適用することが出来ます。
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パ ルプ工場、ティッシュ、板紙・洋紙の製造ライン、そして同様にバイオエネルギーを製造する発電プラントも提供出来ることがバルメットの強みです。先進の サービスやオートメーションソリューションはお客様のプロセスの信頼性とパフォーマンスを向上させ、そして原材料やエネルギーの有効利用を強化します。
2015 年のバルメットの売り上げはおよそ29億ユーロであり、12,000人の専門家が世界中で、お客様に近い場所で展開し、そして常日頃からお客様のパフォー マンスを向上、前進させることをお約束しております。バルメットの本社はフィンランド、エスポ（Espoo）にあり Nasdaq Helsinkiに上場しております。