自社事業における気候変動対策と自然環境への配慮

Scenic view of nature in fog

バルメットは、自社の事業活動において、資源効率を高めることでプロセスの継続的な改善に取り組んでいます。生産プロセスにおける循環の確立、生産副産物の段階的活用(カスケード利用)、廃棄物の削減を通じて、技術提供における再生可能資源およびリサイクル資源の活用を最大化することを目指しています。

私たちは、「Climate and Nature Policy(気候・自然に関する方針)」および「Climate Transition Plan(脱炭素への移行計画)」に基づき、排出量の削減、資源効率の向上、そして環境負荷の最小化を行うことにより、自社の事業拠点における環境パフォーマンスの向上に取り組んでいます。

自然および生物多様性を保護することは、地球と企業の双方にとって、長期的なレジリエンス(回復力)と持続可能性を確保するうえで不可欠です。自然は気候変動の影響を受けると同時に、その緩和においても重要な役割を果たしています。また、自然はバルメットの戦略およびビジネスモデルにおいても不可欠な要素です。バルメット自身の事業活動はもちろんのこと、原材料の調達から製品の使用に至るまですべてのバリューチェーンは、水、原材料、エネルギーといった重要な資源をもたらす自然に大きく依存しています。

バルメットの各事業拠点は、地方自治体によって商業用または工業用として認可された土地に建設されています。バルメットの事業活動は、近隣の生物多様性に配慮が必要な地域に対して重大な直接的環境影響を与えることはなく、また、絶滅危惧種に直接影響を及ぼしたり、土地の劣化、砂漠化、あるいは土壌の被覆化を招いたりすることもありません。

私たちは、すべての事業拠点において環境側面および環境影響の評価を実施しています。また、操業許可、グローバル・マネジメント・システム(GMS)、および ISO 14001:2015規格に基づき、環境保全のための緩和措置を徹底しています。

自社事業における
気候変動・自然環境プログラム

自社の事業活動における環境効率の管理と向上を図るため、2030年までに生産拠点におけるエネルギー、水、廃棄物の削減を目指す、野心的な目標を掲げたプログラムを実施しています。

私たちは、化石燃料から再生可能エネルギーへの切り替えを積極的に進め、CO₂排出ゼロの電力や地域熱供給の購入を行うとともに、LED照明への更新、人感センサーの設置、建物の断熱性能向上、新しい換気システムの導入など、エネルギー効率に関連する施設改善を実施しています。また、施設の新設および改修に関する不動産ガイドラインにも、環境効率に関する要件を組み込んでいます。さらに、デジタルツールの活用を強化し、リモートワークの普及、低炭素型の通勤手段の促進にも取り組んでいます。

グローバルなプログラムを地域レベルでの具体的な活動へと展開していくため、2025年までに従業員の 80%が ISO 14001:2015環境マネジメントシステムの認証を取得した拠点で勤務することを目標としており、その達成に向けて順調に進捗しています。

私たちは、廃棄物の流れを把握し、材料の再利用、リサイクル、回収を通じて循環性の向上機会を見出しています。バルメットのすべての鋳造工場では、リサイクル金属の使用に関する目標を設定しています。2025年には、バルメットの鋳造工場における鉄および鋼のリサイクル材使用比率は 82%に達しました。さらに、再利用またはリサイクルされる廃棄物の割合の拡大も目指しています。例えば、9,700トンの鋳造用砂が、パートナー企業によって道路建設や地盤改良に再利用されています。また、梱包を最小限に抑え、プラスチックの使用を削減し、再生可能な材料の利用を拡大することで、より持続可能な梱包材への移行を積極的に進めています。