バルメットは繊維画像解析に新しい性能を追加

バルメットコーポレーショントレードプレスリリース 2016年5月18日

バルメットは、バルメット繊維画像解析(Valmet FS5)に新しい測定性能を追加しました。これらの機能は紙パルプの繊維サンプルの試験室における試験分析を新しいレベルへ引き上げました。

1000台以上納品された繊維特性分析装置と共に、バルメットの30年にわたる繊維分析の歴史を継続して2013年に発売されたValmet FS5アナライザーは、いまや60台以上が使用されています。ISO繊維長測定の標準要件を完全に満たしているアナライザーは、長時間にわたるトレーニングが不要であり、簡単に操作することが出来ます。自動濃度調整機能は、8時間の就業シフトおいて100サンプルの繊維特性分析を容易にし、サンプルを特別な事前準備なしに分析に追加できるようにすることにより、オペレータエラーをなくします。

アナライザーは必要な測定機能を搭載し、カスタマイズ分析やレポートを簡単にプログラムすることができ、個別にカスタマイズ可能です。メンテナンスの必要性は最小限であり、各ユニットは、フィンランド・カヤーニにあるバルメットの生産拠点で認定キャリブレーションツールを用いて調整されているので、現場でのキャリブレーションが不要です。

新しい測定機能は最終製品の品質をより高く予測します

パルプ強度は、今ではプロセスサンプルから容易に予測することができます。繊維特性をより良く理解することは、製紙業者のより良好なプロセス管理を助け、例えば、叩解において、配合の最適化と使用エネルギーの削減によって最終製品の品質目標を達成します。

「Valmet FS5の新しい重量式繊維粗度測定機能は、お客様にとても好評です。正確な粗度は紙の構造を予測する重要な値であり、今では退屈で時間のかかるサンプル調製なしで、これまでよりも容易により早く測定結果を取得することが可能です。光学式および重量式繊維粗度の両方を組み合わせる我々のアプローチは、当社のR&Dによる創意工夫の結果であり、お客様の時間と費用の削減を助けます。」とValmet FS5のプロダクトマネージャー Tuomo Kalkajaは話しています。

前世代のバルメット分析計で分析が可能であった細胞壁の厚さと断面積もまた、この度、FS5は全サンプルの平均値を用いることによって導き出しています。それらの測定結果は、パルプの製紙能力に関して、より深い理解をもたらします。

オペレーターインターフェースの改善

ユーザーからのフィードバックに基づいて、バルメットは、カスタマイズ可能な測定テンプレートやレポートなど、オペレーターインターフェースの改良を実施しています。今ではValmet FS5は、一般の工場での試験利用が以前に比べてより簡単になり、また研究所での使用条件を満たしています。これらの新しい測定機能と改善されたインターフェースによって強化された機能は、既設のFS5にアップグレードとして組み入れることが出来ます。

バルメット
コーポレートコミュニケーション

お問い合わせ先:
バルメットオートメーション㈱
電話番号:03-6744-3074

www.valmet.com/fs5(英文)
https://youtu.be/zGa0ojez-ww
www.valmet.com/analyzers

写真:繊維画像分析計 – Valmet FS5

 

画像:Valmet FS5から取得した繊維特性の画像

 

バルメットは紙パルプおよびエネルギー産業へのテクノロジー、オートメーション、そしてサービスに従事しており、グローバルなディベロッパーとしてのリーディングカンパニーです。私たちのビジョンはお客様への貢献において、覇者(グローバルチャンピオン)になることです。

パ ルプ工場、ティッシュ、板紙・洋紙の製造ライン、そして同様にバイオエネルギーを製造する発電プラントも提供出来ることがバルメットの強みです。先進の サービスやオートメーションソリューションはお客様のプロセスの信頼性とパフォーマンスを向上させ、そして原材料やエネルギーの有効利用を強化します。

2015 年のバルメットの売り上げはおよそ29億ユーロであり、12,000人の専門家が世界中で、お客様に近い場所で展開し、そして常日頃からお客様のパフォー マンスを向上、前進させることをお約束しております。バルメットの本社はフィンランド、エスポ(Espoo)にあり Nasdaq Helsinkiに上場しております。