アッシュリーチングと結晶化ソリューション

バルメットの灰処理システムは、パルプ工場から塩化物とカリウムを除去します。これにより、回収ボイラーの腐食が減少し、生産量が増加します。

原料から液サイクルに持ち込まれる塩化物とカリウムは液サイクル内、例えば、蒸解釜内、エバポレーター内あるいは回収ボイラー内で腐食の原因となります。回収ボイラー内では塩化物とカリウムの濃度が高過ぎる場合は詰まりを発生させ、煤煙ブロースチーム消費量が増加し電気集塵機の効率が減少します。

これらの NPE は電気集塵機からの灰の中に濃縮されています。これらを除去するシステムは、必要な蒸解薬品であるナトリウムと硫酸塩の回収を最大に保ちながら行わなければなりません。

バルメットは電気集塵機からの灰を扱う 3つのソリューションを提案します。最適なソリューションは常に各工場の操業条件によります。

Valmet Ash Leaching

バルメットのアッシュリーチング(灰の浸出)テクノロジーは、実績があり、非常にシンプルでありながらESP灰から塩化物とカリウムを除去する効果的なソリューションです。操業に蒸気を必要とせず、他の薬品回収システムから独立して運転可能です。

このアッシュリーチングシステムは 2002年に最初のユニットが稼働してからパルプ工場にとって優れた値を提供してきました。現在では全世界のユーカリ、アカシア、パインおよびその他の材種を使用したパルプ工場で稼働しています。プロセスがシンプルであるためアッシュリーチングプラントのメンテナンスと操業は非常に容易です。バルメットのアッシュリーチングは高い可用性を持ち優れた長期間性能を実現しています。

Valmet Ash Leach Duo

高い炭素を含んでいる灰を洗う場合、Ash Leach Duoシステムは非常に効果的な 2ステップアッシュリーチングソリューションです。Valmet Ash Leach Duoは、シングルステージアッシュリーチングシステムよりも優れたパフォーマンスを提供し、操作はほぼ同じです。

Valmet Ash Crystrallization

Valet Ash Crystrallization(アッシュ結晶化)テクノロジーは、回収ボイラーの灰の処理において最高の効率を提供します。世界をリードする晶析装置設計者との良好な協力のおかげで、バルメットのアッシュ結晶化装置は、アッシュ結晶化の理論的な最大値に非常に近い性能を発揮します。

しかし、アッシュ結晶化プロセスは、いくつかの点でリーチングプロセスとは異なります。最も重要な違いは、アッシュ結晶化には蒸発ステップがあるため、蒸気が必要なことです。したがって、結晶化プラントはリーチングプラントよりも複雑ですが、パルプ生産者に優れた性能を提供します。

バルメットは世界最大級のアッシュ結晶化システムを建設しスタートアップしました。このプラントの設計能力は ESPアッシュ日産 920トンです。プラントのスタートアップは順調に計画通り行われ、2017年 4月に連続運転が開始しました。

アッシュトリートメントシステムの詳細についてはバルメットまでお問い合わせください。