バルメットは多種燃料ボイラと排煙クリーニングシステムを釧路火力発電所に供給

バルメット Oyj プレスリリース 2017年3月9日

バルメットは多種燃料発電ボイラおよび排煙クリーニングシステムを北海道釧路市にある釧路火力発電所に供給します。新しいボイラプラントは極めて高い熱効率で安定した電力供給の達成を可能にします。

本件はバルメットの 2017年第1四半期の受注に含まれます。受注金額は公表されていませんが、この種の発注金額は通常約5千万ユーロです。

このボイラ納入は、弊社の日本でのパートナーである JFEエンジニアリング株式会社(JFEE)と協力してバルメットが実施します。本受注はバルメットと JFEEの一連の提携によるものです。この提携は、バルメットの高効率の技術ソリューションと JFEEが持つ市場での強い存在感および EPC発電プラントの供給能力とを結び付けるものです。バルメットはこの業務提携に基づいて日本市場で最初の多種燃料ボイラを受注しており、2016年11月に発表しています。

バルメットの多種燃料ボイラと排煙クリーニングシステムの納入は、JFEEの納入による112メガワット(MWe )発電プラントの一部となります。据付工事は 2018年に開始します。試運転とスタートアップは 2019年の下期の計画となっています。

「JFEEが持つ強力な現地拠点、産業用ボイラのサプライヤとしての経験、そしてバルメットの最先端技術と結びついた発電プラントに対する EPC(エンジニアリング、調達および建設)契約者としての経験が、日本でのこの納入契約を勝ち取る鍵でした。」と、JFEエンジニアリング株式会社 バイオマス発電事業部営業部長 長屋 敬一氏は述べています。

「日本は電力生産の資産の更新に投資しています。バイオエネルギーおよび柔軟な燃料使用の必要性がますます重視されされていることから、市場は流動層技術に最適な状況です。」と、バルメット株式会社 エネルギーセールス部門のシニアセールスマネージャー Jouni Koskinenは述べています。

納入の詳細について

バルメットの納入範囲には、石炭とバイオマスの混焼のための CYMIC循環流動層(CFB)ボイラが含まれます。使用するバイオマスは木材ペレット、PKS(粉砕した椰子殻)あるいはこれらの混合物のいずれかです。バルメットが納入するボイラの熱出力は 265 MWthであり、発電プラント全体の発電能力は 112 MWeとなります。効率的な排出制御が NOx 削減システムとバグハウスフィルタによって保証されます。

供給先である株式会社釧路火力発電所について

釧路火力発電所のオーナー会社/投資家は、釧路炭鉱、F-Power、IDIインフラストラクチャーズおよび太平洋興発株式会社です。

JFEエンジニアリングについて

JFE エンジニアリングは JFEグループの一部です。同社は製鋼および造船ビジネスに根ざしており、そのエンジニアリング事業を技術の融合と展開によってエネルギーならびに環境、 都市基盤および産業機械の分野に拡大してきました。JFEエンジニアリング株式会社は、東京証券取引所に上場している JFEホールディングスの 100%子会社です。

バルメット
コーポレートコミュニケーション

お問い合わせ先:
バルメット株式会社 営業部 プロダクトセールスマネージャー 中村 二郎
電話番号:03-6744-3047

バルメットは紙パルプおよびエネルギー産業へのテクノロジー、オートメーション、そしてサービスに従事しており、グローバルなディベロッパーとしてのリーディングカンパニーです。私たちのビジョンはお客様への貢献において、覇者(グローバルチャンピオン)になることです。

パルプ工場、ティッシュ、板紙・洋紙の製造ライン、そして同様にバイオエネルギーを製造する発電プラントも提供出来ることがバルメットの強みです。先進のサービスやオートメーションソリューションはお客様のプロセスの信頼性とパフォーマンスを向上させ、そして原材料やエネルギーの有効利用を強化します。

2016年のバルメットの売り上げはおよそ 29億ユーロであり、12,000人の専門家が世界中で、お客様に近い場所で展開し、そして常日頃からお客様のパフォーマンスを向上、前進させることをお 約束しております。バルメットの本社はフィンランド、エスポ(Espoo)にあり Nasdaq Helsinkiに上場しております。