本ウェブサイトをご利用になる場合、クッキー(Cookie)の使用にご同意いただいたものとみなされます。 。詳細はこのリンクよりご覧いただけます。/

シュープレスベルトファミリーが成長中

Valmet Black Belt main picture

バルメットは 1990年代半ばよりグローバル市場向けにシュープレスベルトを生産している。今では、Valmet Black Beltはその優れた素材構成、耐久性、脱水能力の高さで知られている。現在の紙生産の要求に応えるべく、バルメットはこのほど新型ベルトである Valmet Black Belt Hを開発した。

Valmet Black Belt Hはシュープレス全製品のなかでも高性能である。耐久性と機械強度が高いため、高速運転、低速運転のいずれのペーパーマシン、板紙マシンにも等しく適している。

「新しい H型は、エラストマーの新しい配合と柔軟性のある紙側面の補強により、ほかのベルトと比較して脱水性に優れ、亀裂の発達を最小限に抑えられます。部分的に透明なエラストマーが、キャスティングプロセスと品質の正確な制御を可能にしています。」とバルメットのベルト製品グル―プマネージャー Satu Hagforsは説明する。

原材料の慎重な選定によって優れたベルトを実現

新しい補強糸は徹底した作業を経て選定された。

「H型の新しい糸は、従来の補強糸に比べて強度が 25%高く、屈曲特性に優れ、変形のリスクが低くなっています。このため、マシンの過酷な条件下でも機械強度が高くなっています。」と Hagforsは言う。

品質は決して時代遅れにならない

バルメットはここ数年の間にシュープレスベルトの生産プロセスの質に対し多額の投資を行っている。キャスティングプロセスは非常にデリケートなため、温度や湿度といった生産施設の条件の変化に弱い。

キャスティングプロセスで実施された改善リストは広範にわたる。

「キャスティングの阻害を確認する目的で高速 HDカメラを搭載したデータロギングシステムを取り入れたのは、その一例です。データロガーはキャスティング中に 100以上ものパラメータを追跡します。プロセス全体を通じオペレーターの制御スクリーンからグラフをオンラインで見ることができ、その後、資質のある職員によってダブルチェックを受けます。また、キャスティングプロセスの質に対して制御を一段と強化するため、ベルトの一部を透明にし、ベルトの最終仕上げに先立って重要な糸のレイアウトを点検できるようにしました。」 Hagforsはこのように説明している。

フィンランドの Tampereにあるバルメットの生産拠点では、最近行われた投資により、生産プロセスのオートメーションのレベルが一段と高くなっている。

「バルメットにはいまや、ポリウレタン成分とプロセス添加物のすべてについて正確な用量と均質な混合を保証できるオートメーションシステムがあります。また、新しいオートメーションシステムによって仕上げマシンも更新され、表面の品質についても保証されています。」と Hagforsは続ける。

検査と分析は製品開発の要

バルメットは、お客様に高品質のベルトを納入することにも、将来的なニーズを見据えた新製品を開発することにも等しく関心がある。この目的のもとで、現在の製造プロセスの改善を行ったほか、最終製品の検査と、そのライフサイクル期間を通じた追跡を行う画期的手段を別途構築している。

「例えば、特殊スキャナーを用いたベルトの溝の監視を、出荷前、運転休止中と、ベルト撤去後に研究室に持ち込んだ段階で、それぞれ実施しています。監視から得た情報はその後の製品開発に活用しています。」と Hagforsは言う。

新製品の発売には時間が必要

バルメットの革新性を示すもう 1つの証拠は、ベルト開発のためだけに開発された試験機械である。

「試験では 3段階の圧力のもと、サンプルを一定時間ニップ下で走行させます。サンプルの温度と長さを試験全体で観測します。また、新品の状態のときと試験後にサンプルの引張特性も計測します。」と Hagforsは説明する。

試験機械が新製品を開発するための資産であることは間違いない。

「新製品の開発は一夜にして終わるものではありません。私たちのビジネスではレファレンスが極めて重要だからです。ベルトが走行を始めても、使用後のベルトのデータを取得できるまで 1年待たなくてはなりません。新製品の Valmet Black Belt Hは、極度に負荷が高い状況でもその機械的特性を維持できることが、試験の結果から実証されています。ほかのベルトは、同じ負荷のもとでは補強繊維が損傷し、強度と寸法安定性が失われてしまいます。」と Hagforsは述べている。



新製品の Valmet Black Belt Hは、極度に負荷が高い状況でもその機械的特性を維持できます。

できる限りのことをお客様のために

ベルト生産プロセスは非常にデリケートで、製品自体はさまざまな表面パターンに応じ微調整することができる。

「ベルトはその独自性の高さゆえに、専任の販売担当者と製品マネージャーを置くことの重要性が際立っています。我々はお客様のことを知らなければなりませんし、そのためにお客様の声にしっかり耳を傾ける必要があります。当社は、その優秀なチームと最先端の設備によって、最高品質の製品とサービスのご提供をお約束できると、胸を張ってお伝えできます。これこそが、バルメットの価値観を実践する方法です。当社はお客様のパフォーマンス向上に貢献するため、さらなる努力を継続していきます。」とHagforsは締めくくっている。