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SAICA社製紙工場における継続的な性能向上

SAICA paper mill personnel

スペインで紙・板紙を製造する SAICA社は、2012年に Partington工場で PM 11抄紙機を立ち上げ、英国での事業を開始した。稼働初日からバルメットの専門知識が現場で活用されている。最近パフォーマンス契約を更新しており、この協力関係は少なくとも 2020年まで継続される。

SAICA Paper UK社の PM 11設備は、バルメットが納入する完全な OptiConcept抄紙機である。再生紙を 100%原料として、段ボール箱の製造に使用される茶色の高品質段ボールを生産している。

Pasi Häyrynen氏は、PM 11設備プロジェクトのプロダクションマネジャーとして、2010年から Partington工場に勤務している。最初に彼はスペインでチームを募集し、訓練することを担当した。その後バルメットのプロジェクトチームと共に、工場の試運転と立ち上げに関わった。2013年以降は同工場長を勤めている。

「バルメットチームとの良好な協力関係、そして長年にわたって相互に築いてきた良好な関係に、私は満足しています。PM 11設備の納入後、最初の保証期間が終了しました。私達は新しい性能保証協定を結び、そして今回は三度目の協定更新です。」 Häyrynen氏は言う。

共に更なる向上に向けて

バルメットとの協力が工場の性能をどのように向上させたか、Häyrynen氏はいくつかの具体例を挙げる。

「当初の行動目標の一つは、在庫の安定性と、MD・CDの両方の管理に焦点を当てることでした。バルメットの技術者が私達のシステムと制御ループをリモート接続で監視し、チューニングに関する助言を行いました。またパルパー面積制御と分別制御の最適化にも、バルメットの技術者達の手助けを受けました。」 Häyrynen氏は言う。

バルメットの約束の一つは、顧客設備の性能を向上させることだ。SAICA社では、ひたむきな作業と協力によって、フォーミング部とワインダ部に関する新しいアイデアが生まれた。フォーミング部の清浄度とワインダ部の速度が向上した。

PM 11設備の今後の目標は明らかである

現在、PM 11設備の生産能力は年間約 44万トンで、平均速度は毎分 1,254 mである。 PM 11設備チームはこれらの性能を向上することにした。このラインには、はるかに大きな潜在能力があるからだ。新しい目標が 2020年に向けて設定された。

Häyrynen氏によれば、増産に向けた最大の可能性は平均速度の向上にある。その次は計画外の停止を少なくすることだ。次のステップに向けた計画は、はっきりしている。

「平均スピードを上げるためには、いつも同じスピードで同じグレードを稼働しなければなりません。そしてこれを妨げる理由をつぶしていく必要があります。通常これらを妨げる原因は、廃水処理場、原料の準備またはワインダ部からくる制限にあります。予定外のダウンタイムはまた別の問題です。そのため、既知の問題領域を改善するためにフォーカスグループと協力しています。また、これらの問題が再発しないように、故障の根本原因分析を続けています。」Häyrynen氏は説明する。

年次スピードトライアルで新記録を樹立

一年に一度スピードトライアルを実行することが伝統になっている。ボトルネックを見つけ、翌年の設備投資に備えるためだ。

「スピードトライアルはまた、より高速でのテイルフィーディングを試験し、改善する機会も与えてくれます。これこそまさに今年私達が達成したことであり、またもちろん同時に 24時間スピード記録である毎分 1,519 mも達成しました。これらのトライアル中、バルメットのトップ技術者達が私達を支援しています。その後、私達が特定した問題を解決する方法について、技術的な議論を重ねていきます。」Häyrynen氏は説明する。

この種の協定の鍵は、長年の関係、個人的な関係、そして信頼です。

パフォーマンス契約は長期的な改善を目指している

バルメットはお客様に対し、工場や機械の性能を向上させるための長期的な解決策として、パフォーマンス契約を提供している。SAICA Paper社との協力は、継続的作業の利点の好例だ。

「バルメットのパフォーマンス契約は、お客様に対し合意された目標、ベンチマークされたサービス、ベストプラクティス、および監査を通じた新たな洞察を達成するため、当社技術者達による支援を保証するものです。」バルメットの契約サポート担当マネジャーである Pasi Puronurmiが要約する。

「私達はお客様をパートナーと考え、私達自身の性能を向上するような気持ちで取り組んでいます。私達がSAICA社で達成した成果の基礎にあるのは、長年にわたって築かれた相互の信頼と協力の精神だと思います。」Puronurmiは続ける。

Over the years, Valmet’s experts have developed vast knowledge of paper machines and their maintenance, machine consumables, as well as the entire paper-making process. Today, Valmet also utilizes modern technologies such as remote connections, to offer speedy service. Through Performance Centers, Valmet’s globally working professionals are at hand around the clock.

24時間サービス: 長年にわたりバルメットの技術者達は、抄紙機とその保守、機械の消耗品、そして製紙プロセス全体に関する膨大な知識を培ってきた。また現在でもバルメットは、迅速なサービスを提供するために、リモート接続のような最新の技術を活用している。パフォーマンスセンターを通じて、バルメットの世界中の技術者達が、24時間体制で待機している。

Häyrynen氏は、SAICA社がバルメットと締結してきた継続的なパフォーマンス契約に満足している。

「この契約は間違いなく私達にとって大きなメリットでした。その重要なメリットの一つは、契約が提供する単一の窓口です。バルメットの誰に連絡を取れば良いのか、私達は覚えたり、考えたりする必要はありません。協力担当マネジャーに連絡するだけで、向こう側で私達の必要とするものを捜してくれます。この種の契約の鍵は、長年の関係、個人的な関係、そして信頼です。これは私達の仕事の仕方や考え方を知っているパートナーと、長年同じ担当者がいるからこそ達成できることです。」Häyrynen氏は言う。

本文: Marianne Valta

本記事は広報誌 Forward magazine 1/2019に掲載されています。