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BioTrac - 化石燃料に依存しない未来へ

バイオマス処理用の加水分解。スウェーデン、Sundsvallの R&Dセンターに設置されたフレキシブルな BioTrac システム

加水分解はバイオリファイナリー工程の最初にしばしば採用される

製造工程で化石燃料を使用している工場では今日、再生可能エネルギーの利用を模索している。それら工場の最終目標はカーボンニュートラルあるいは炭酸ガス排出量の削減である。バルメットは非木材繊維を処理する最適な機器とそれらに対する多くの経験を有している。すなわち、バルメットは目標達成のための最適なパートナーである。

フレキシブルなシステム

バルメットはスウェーデン、Sundsvallにある R&Dセンターに新たにパイロットプラントを設置した。パイロットプラントはプロセスの最適化、バイオ原料の確認を主な目的として使用される。多くのお客様がこのパイロットプラントを利用し、お客様独自のプロセスやアイデアをバルメットの技術を使って確認をしている。BioTrac システムはバイオマスの加水分解において原材料についてもプロセスについてもフレキシブルに対応できる。下流側プロセスに応じて調整が可能である。たとえば、バイオエタノール、バイオ由来の化成品そしてプラスチックへと後工程しだいで精製可能である。または、バイオコールの精製も可能である。バイオコールは石炭の代替としとなり得る。

しばしば、加水分解はバイオリファイナリー工程の最初の工程として採用される。後工程での処理にかかわらず必要とされている。機器の配置は使用目的によって変わる。加水分解のリアクターは 1つあるいは 2つの構成が多いが、要求によってはそれ以上のリアクター数を持つことも可能である。オプションとして、固形バイオマスから加水分解液を抽出することも可能である。

高い操業性と安全性

高温高圧下で処理をするとき、安全性の確保は非常に重要である。BioTrac システムは安全な操業にも配慮された設計がされている。連続的にバイオマスを圧力容器に供給するシステムは十分に検討された安全性の確保された設備である必要がある。この点について BioTrac はバルメットの長年の経験、実操業に裏打ちされたシステムといえる。BioTrac システムでは圧縮されたバイオマスがリアクターに供給されることによって、安定したバイオマスの供給と安全性が確保されている。

継続した開発

「BioTrac システムは様々なバイオマス原料を取り扱うことができ、私たちはそのプロセスを制御し、何が起きているか監視することができます。このパイロットプラントは我々に継続した R&D活動を行う十分に機械を与えてくれます。」とバルメットファイバーテクノロジーセンター・マネージャー Olof Melanderは話す。バルメットはバイオリファイナリー市場を開拓するために機器や技術の開発に積極的に投資をしており、この分野に関して数多くの特許を保有し、数多くの引き出しを持っている。

多くの成功事例

1990年代以降バルメットは 10数基の加水分解プラントを納入し、数多くの実績を有している。直近の実績はオランダにバイオプロセスのパイロット設備を納入している。Dr. Markus Rarbach of Clariant

「我々はバルメットの加水分解プロセスに非常に満足しています」と語る Clariant社 Markus Rarbach氏

もう一つの主要な実績として、スイスの化学メーカーである Clariant社がドイツに建設した第二世代のバイオエタノールプラントにバルメットのプロセス、機器が採用されている。化石燃料と比較し、Clariant社によって精製されたセルロース由来のバイオエタノールは炭酸ガス排出量を 95%削減できる。さらにこの技術は食糧分野への影響はまったくない。原料として麦わらやコーンストーバーを使用している。

「我々はバルメットの前処理(加水分解)プロセスに非常に満足しています。我々の sunliquidプロセスとの統合は非常にうまくいきました。前処理(加水分解)された原料は後工程のプロセスに好影響を与えています。」 Clariant社 バイオ燃料および派生品プロジェクト責任者 Markus Rarbach氏は語る。

コラボレーションは重要である

バルメットはパイロット規模のプラントも商業規模のプラントも販売可能である。お客様によってはバルメットの設備をお客様独自の技術開発のために使用されている。一方、バイオ燃料やバイオケミカルを精製しているお客様もいる。「今日バルメットが有している技術の多くは、これまでにバルメットが紙パ産業で培ってきた経験に基づいています。これらの経験はお客様とのコラボレーションを通じて、その多くが得られており、今日、設備を開発する上でのとても価値のある経験となっています。」バルメット バイオ技術担当副社長 Rickard Anderssonは話す。

BioTrac の適用例は数多くあげられている。一方でその最終目標は同じである。炭酸ガスの排出量を企業活動を継続しながら、削減すること。この化石燃料フリーへの目標にむかって、その道を共に歩むパートナーとのコラボレーションが非常に重要と考えている。

加水分解について

加水分解は高温高圧下でセルロースやヘミセルロースを糖類へリグニンを後工程で単離する化学的なプロセスになる。リグニンは固形物として取り出すことができ、糖類とリグニンは後工程で精製される。