バルメットはチリの CMPC Celulosa社に新型 Valmet Brown Stock Quality Analyzerを納入

バルメット Oyj トレードプレスリリース 2017年105日

バルメットは、チリの Santa Feに拠点を置 くCMPC Celulosa社に、ECF漂白ユーカリパルプを生産する同社のファイバーライン 1向けの Valmet Brown Stock Quality Analyzer(Valmet Kappa Q1)を納入します。連続蒸解釜のブローラインに設置するため、Valmet Kappa Q1は、より良い蒸解とその後の O2段制御に対して、迅速かつ高頻度のカッパー価情報を提供します。また、2台の大規模なマルチライン Valmet Kappa Analyzerが、2006年の設置以来、工場のより大規模なファイバーライン 2上で安定して稼動しています。

 「安全性が当社の意思決定における重要な要素です。そして、Valmet Kappa Q1の設計により、保守が必要なとき、危険に対する不必要な暴露を避けることができます。私たちは、常に、バルメットの製品、迅速かつ良好なサポートを受けてきました。そして、工場内の他の装置に比べて、より良い稼働時間を実現しています。」と、CMPC Celulosa社の工場技術者である Patricio Montanares氏は述べています。

Valmet Kappa Q1について

この新しい Valmet Kappa Q1は、高収量クラフトパルプ化において、カッパー価の測定頻度を向上させるために未晒工程専用アナライザーとして開発されました。バルメットの非常に成功したカッパーアナライザーと類似のスイープ測定(特許出願中)を用いる高度な技術が優れた精度と安定性を保証します。このアナライザーは、実績のあるサンプリング装置技術と新しく革新的なサンプル処理原理と共に、パルプ洗浄とカッパー価測定するコンパクトな分析装置で構成されます。プロセス配管に直接取り付けられるシングルポイントカッパー価測定装置とは異なり、プロセスサンプリング装置のみがプロセス配管に設置されているので、測定装置自体は振動による影響を受けず、プロセスを遮断することなく、安全にアクセスすることができます。

Kappa Q1 Ja

プロセスサンプリング装置はプロセスを遮断することなく安全にアクセスすることが可能

 「測定頻度が増加することにより、すべてのパルプ化プロセス制御のニーズを満たし、未漂白の褐色ストックパルプから酸素脱リグニンまでの専用プロセス段階用途において、真のパルプカッパー価を提供します。」と、バルメットのファイバーライン分析装置ビジネスマネージャーである Risto Rinneは述べています。

自己調整型プロセスサンプリングとサンプル搬送、最適化されたサンプル洗浄と顧客パルプサンプルを用いる工場出荷前校正により、試運転が非常に迅速かつ容易になります。カッパー価の範囲 9〜50または 35〜120に最適化された測定特性を備えた 2つのモデルがあります。プロセスから隔離された試験室サンプル収集機が内蔵されており、ユーザーの安全性が更に向上します。このアナライザーは、必要とされる保守を最小化しており、トラブルのない操作を実現するため、化学薬品ベースの自己洗浄機能を備えています。タッチスクリーンディスプレイを内蔵しているため、分析装置の操作パラメーター、操作手順、診断および操作説明書を迅速に利用できます。遠隔設定と操作、およびインダストリアルインターネット機能により、バルメット社によるリモート専門家サポートが可能になります。

CMPC Celulosa社について

Santa Feには、チリで最大の漂白ユーカリパルプ工場があり、その生産能力は年間 1,425.000 ADtです。Santa Feは、Bío Bío州 Santiagoの 500 km南に位置しています。

この CMPC Celulosa社のパルプ工場は、1991年に操業を開始しました。この工場は、現在、世界で最も厳しい環境基準を満たす 2つの生産ラインを保有しています。

バルメット
コーポレートコミュニケーション

お問い合わせ先:
バルメット株式会社 オートメーションビジネスライン 営業部
TEL 03-6744-3074

Valmet Brown Stock Quality Analyzer(ウェブサイト、英文): http://www.valmet.com/kappaq1
ビデオ視聴: https://youtu.be/kXFioP3Tkrs

バルメットは、パルプ・紙・エネルギー産業のためのプロセス技術、自動化およびサービスの世界をリードする開発者兼サプライヤーです。弊社は、お客様に世界最高のサービスを提供することを目指しています。

バルメットの強力な技術は、パルプ工場、ティッシュ、ボール紙および紙製造ラインだけではなく、バイオエネルギー生産のための発電所に提供されています。弊社の先進的なサービスと自動化ソリューションは、お客様のプロセスの信頼性と性能を向上させ、原材料とエネルギーの効率的な使用を強化します。

2016年のバルメットの売上高は約29億ユーロでした。弊社の世界中の12,000人の専門家が、お客様と連携しながら作業を行い、お客様のパフォーマンスを毎日前進させることに取り組んています。バルメットの本社はフィンランドのエスポーにあり、その株式はナスダックヘルシンキに上場されています。

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