バルメットは中国の Chiping County Senqiang MDF社にディファイブレーターシステムを納入

バルメット Oyj トレードプレスリリース 2017年7月6日

バルメットは中国の Chiping County Senqiang MDF社に EVO-56ディファイブレーターシステムを納入します。新設ラインとなるディファイブレーターシステムは、1時間当たり 30トン(接着剤添加前の繊維量)の生産能力を有します。2018年 6月の稼働開始を予定しています。

当案件はバルメットの 2017年第一四半期の受注に含まれますが受注額は非公表となります。同規模では 150~500万ユーロ程度の投資額となります。

「MDFの需要は堅調で、木質ボード産業の景気は上向きです。環境規制が厳しくなっており、木質ボード産業界での構造改革や製品ラインナップの増強を検討した結果、年間 300,000 m3の MDFを生産できる連続式システムを新規に導入することを決めました。この導入により、製品の品質を向上し、消耗費や操業費を削減し、排出量を抑制し、厳しい市場競争に適応して、当社を更なる高みへと発展させたいと考えています。」と Sensen Groupジェネラルマネージャー Xu Tao氏は話します。

「慎重に検討を重ね、他の MDFプラントも多数見学しました。最終的にバルメット製のシステムの導入を決めましたが、その理由はバルメットの設備、技術力、アフターサービスが当社の要求を満たすものであると考えたからです。」と Xu Tao氏は続けます。

「EVO-56システムは、1時間あたりの設計生産量が最大で 32トンであり、当案件に最適のシステムです。Chiping County Senqiangには既存のラインがありますが、EVOシステムの導入は初めてとなります。ファイバーボード市場は中国で成長を続けており、フローリングを自社製造できる Chiping County Senqiangの目標は、ファイバーボードの品質面で業界のトップになることです。」とバルメット パルプ&エネルギービジネスライン セールスマネージャー Leif Sundbergは話します。

バルメットのディファイブレーターシステム

バルメットのディファイブレーターシステムについて

ディファイブレーターシステムはファイバーボードを生産する上で鍵となるシステムです。ディファイブレーターは、高い信頼性と高品質かつ均質なファイバーを生産できるリファイナーとして評価されています。ディファイブレーターシステムで生産したファイバーにはシャイブと微細繊維が少なく、良質なファイバーボードが製造できます。

Chiping County Senqiang MDF社について

Chiping Senqiang MDF社は 2001年に設立された Sensenグループの傘下で、グループ全体では MDFラインを 5ライン有し、年間生産量は 400,000 m3です。Sensenグループの事業は、ホルムアルデヒドの生産、印刷、ラミネーション加工、MDFやフローリング材までをカバーします。製品は北京、上海、遼寧、江蘇、安徽など中国国内で販売されています。フローリング材は、アメリカ、コロンビア、ロシア、イギリス、ウクライナ、マレーシア、イランなどの外国市場へも販売されています。

バルメット
コーポレートコミュニケーション

バルメットは紙パルプおよびエネルギー産業へのテクノロジー、オートメーション、そしてサービスに従事しており、グローバルなディベロッパーとしてのリーディングカンパニーです。私たちのビジョンはお客様への貢献において、覇者(グローバルチャンピオン)になることです。

パルプ工場、ティッシュ、板紙・洋紙の製造ライン、そして同様にバイオエネルギーを製造する発電プラントも提供出来ることがバルメットの強みです。先進のサービスやオートメーションソリューションはお客様のプロセスの信頼性とパフォーマンスを向上させ、そして原材料やエネルギーの有効利用を強化します。

2016年のバルメットの売り上げはおよそ 29億ユーロであり、12,000人の専門家が世界中で、お客様に近い場所で展開し、そして常日頃からお客様のパフォーマンスを向上、前進させることをお 約束しております。バルメットの本社はフィンランド、エスポ(Espoo)にあり Nasdaq Helsinkiに上場しております。