Cartiere del Gardaでの iRollポータブルによるプレスニップ分析

2017年1月31日火曜日

iRoll Portable press analysis

イタリアの Riva Del Gardaに位置する Lectaグループの Cartiere del Garda工場は、水分プロファイルとプレスフェルトの寿命を伸ばすためにバルメットの iRollポータブルによるプレスニップ分析サービスを使用することを決定した。生産量増加と生産コストの削減に加え、この工場は将来の市場での位置を強化するための基本的なノウハウを手に入れた。

「製紙業界で成功するためには、ノウハウが極めて重要です。」と Cartiere del Garda工場の抄造部長 Antonio di Blas氏は述べている。「もしノウハウを失えば、勝負にも負けて市場から撤退することになるでしょう。」

iRollポータブルによるプレス分析は正確な測定手法を提供

本工場では、PM3における抄紙用具の磨耗量増加に気付き、その問題は過大なプレスニップによるものだと推測していた。「赤外線温度管理を実施していたが、フェルト寿命は低下する一方でした。しかし、他に測定できる有益なパラメータはなく相談できる相手もいませんでした。そこで私たちは新しい技術の導入を模索し、バルメットの iRollテクノロジーにたどり着いたのです。」と di Blas抄造部長は説明した。

iRollポータブルによるプレスニップ分析サービスは、動的ニッププロファイル測定であり実操業と同じ条件でテストが行える。「私たちはすぐにプレスパートにおける iRollテクノロジーの可能性を理解しました。例えば、iRollでは動的な測定を長時間に渡って行えます。それは私たちにとって非常に魅力的でした。」

iRoll Portable press analysis

「製紙市場で生き残っていくためには、莫大な投資をすることなくプロセスを改善するための解決策を見つけなくてはなりません。私たちの場合、iRollテクノロジーの導入によりプレスセクションの走行性を改善できました。」と Cartiere del Garda工場の抄造部長 Antonio di Blas氏は述べる。左より、di Blas氏、PM3オペレータ Stevanato Loris氏、そしてバルメットの Maurizio Sala

iRollはプレスにおける走行性を改善した

iRollポータブルによる分析は 2015年4月に行われた。本測定は、フェルト磨耗が早い領域でニップ加圧が実際に低いことを示した。

「その結果、私たちはニプコロールに追加の冷却ラインを新設しました。測定結果に基づくバルメットのスペシャリストの提案に沿った加圧パラメータに変更しました。」と di Blas抄造部長は述べた。本工場では、手動モードでバルメットの提案に基づく新しい加圧プロファイルを採用した。

Cartiere del Garuda社にとって、iRollテクノロジーを活用することは問題解決だけではなく、ノウハウ蓄積という視点から正しいものであったと判断された。

フェルト長寿命化とより良いニッププロファイル

iRoll Portable press analysis

数ヶ月後に、iRollポータブル分析結果に基づく変更がよい結果となって現れた。フェルト寿命は磨耗の減少により 30日から50日にまで延びた。このことは、毎年必要なフェルトが 12反から 8反まで減少することを意味する。さらに、水分プロファイルとリールでの巻取効率も向上した。さらに、プレスロールカバーの寿命も長くなり、メンテナンスと再研磨コスト低減も実現した。

良好なプロファイルは走行性の改善と高速化による生産量増加を意味する。「しわ問題が解消したおかげで、私たちは 30 m/minの高速化を実現しました。これは、私たちにとって非常に大きな前進でした。」と di Blas抄造部長は述べた。

「私たちは、バルメットのサービスとその結果に本当に満足しています。私たちは、抱えていた問題点に関する解決策を得ることができました。実際には、2倍の成功とも言えます。なぜなら、正確な技術的説明を得たこと、さらに将来へ省エネのための解決策を無償で得ることができたからです。」と di Blas抄造部長は総括した。

Cartiere Del Gardaは、北イタリアの Riva Del Gardaという絵画のような街に位置している。2台のマシンが年間 35万トンの WFC紙を生産しており、その坪量幅は 90 gから 400 gまでと幅広い。Cartiere del Gardaの哲学は、柔軟に、そして可能な限り高い信頼性、効率そして品質を目指すということである。