エネルギーと空気の流れを完全にコントロール

バルメットの板紙抄紙機・抄紙機向けプロセスベンチレーション

バルメットの抄紙機向けベンチレーション(換気)プロセスおよび製品ファミリーは、「OptiAir」という名称で統一されています。OptiAir ファミリーは、抄紙機・板紙抄紙機のプロセスベンチレーション向けに設計された、エネルギー効率に優れた包括的なシステムです。OptiAir Hood、OptiAir Recovery、OptiAir Environment といったプロセスおよび製品から構成されています。

エネルギー効率は生産性向上のカギ

紙・板紙の製造工程では、原材料、水、エネルギーといった資源を、これまで以上に効率的に活用することが求められています。中でもエネルギー消費は大きな注目を集めており、今後も生産コスト全体に影響を与える重要な要素です。エネルギー消費量を削減することで、収益性の向上や CO2排出量の削減という形で即座に成果が現れます。OptiAir プロセスベンチレーションソリューションは、新設・既設マシンを問わず、コスト削減と収益性向上を実現する優れた可能性を提供します。

エアシステムがエネルギー消費量を大幅に削減:

  • エアシステムにおける熱および電力使用を最適化し、最小限に抑える
  • シリンダドライヤのエネルギー消費量への影響
  • 熱回収システムによる一次エネルギー使用量の削減

紙の乾燥および蒸発プロセスで使用されるエネルギーは、排気中に吸収されます。その後、プロセスベンチレーションおよび熱回収の機能が、マシン全体のエネルギー効率を決定付ける役割を果たします。

乾燥プロセスで大量のエネルギーが使用されますが、それが失われることはありません。シリンダー内で使用された蒸気中のエネルギーは、蒸気を凝縮することで放出されます。そして、このエネルギーはシリンダーセルを介して紙シートへ伝達されます。蒸気エネルギーは蒸発水に取り込まれ、最終的に蒸気からのエネルギーとともに蒸発水は排気空気中に排気されます。実際には、シリンダーへの蒸気流入量よりも排気システムのほうがより多くのエネルギーを保有しています。これは、給気流自体に既に相当量のエネルギーが含まれているためです。現代の抄紙機・板紙抄紙機では、50 MW以上の熱回収が可能であり、このエネルギーを効率良く利用することが重要です。

ドライヤセクションだけではなく、真空システム排気やコーティングドライヤの排気など、他のプロセス排気にも相当量のエネルギー量が存在しています。実際には、プロセス排気には、すべての水加熱およびプロセス空気加熱に十分なエネルギーが含まれています。寒冷地における建屋の暖房も、この二次エネルギーでまかなうことができます。

エネルギー分析の結果から、様々な対策とそれらが蒸気消費量に与える影響を切り分けて把握することが可能です。

 

OptiAir プロセスベンチレーションは、抄紙機・板紙抄紙機内のエネルギーと空気の流れを完全に制御します。

より少ないエネルギーで、より多くの生産を、より高い品質で

世界では、省エネルギー、二酸化炭素排出量の削減、そしてエネルギー効率向上に向けたグローバルな目標が設定されています。エネルギーは紙・板紙生産において最も大きなコスト要因のひとつですが、エネルギー削減の可能性はまだまだ残されています。

プロセスベンチレーションシステムには、コスト削減、カーボンフットプリントの低減、収益性の向上に向けた新しい可能性が広がっています。しかし、これらの機会を見つけ出すには調査が必要です。システムが稼働し、紙を製造しているからといって、効率的に稼働しているとは限りません。チャンスは必ず見つかるはずです。

ステップ・バイ・ステップでエネルギーフットプリントを削減していきましょう!

 

エアシステムのエネルギー効率の改善

プロセスベンチレーションの詳細については バルメット グローバルサイト(英文)をご覧ください。

改造を成功に導くための計画とは?

抄紙機・板紙抄紙機の改造は、ビジネスの競争力やプロセス効率の向上につながります。しかし、どこから始めればよいでしょうか? Valmet Rebuild Guideでは、成功につながる改造コンセプトの策定方法、改造に伴うリスクを最小限に抑える方法、そしてフル生産へのスムーズな立ち上げ方法についてご紹介しています。

E-BOOK(英文)をダウンロードする