バルメットの新しいオンライン灰含有量分析装置は、大幅な運用コスト削減と回収ボイラーの稼働率向上を実現

バルメット Oyj トレードプレスリリース 2021年 4月 12日

バルメットは、過熱器の腐食やボイラーの詰まりによって引き起こされるボイラーの停止を減らし、また、灰処理とスートブローの必要性に関するガイダンスを提供できる、革新的なソリューションを開発しました。新しい Valmet Recovery Ash Analyzerは、電気集塵器(ESP)で灰の組成を測定することで、腐食性と粘着性を表す、灰の溶融温度を決定します。

新しいバルメット インダストリアル・インターネット(VII)アプリケーションである Valmet Ash Balance Advisorは、Valmet Recovery Ash Analyzerの利点を最大限に引き出すための追加オプションです。これにより、ナトリウム補充における大幅なコスト削減を実現します。オペレーターは、灰含有量のバランスとボイラー動作をオンラインで確認することができ、汚れと腐食のリスクをリアルタイムで示すことができるため、費用効果の高い灰処理量または投棄量を達成することができます。

最適化された操作

これまでの灰処理は、不定期な実験室でのテストに基づくバッチ処理が一般的で、いつ処理や投棄を開始するかという標準的な基準がありませんでした。「実験室での測定の問題点は、サンプルがほとんど採取されないために結果が不完全であることが多く、最適な制御に使用することができないことです。それが現在、オンライン分析装置を使用することで、実際の灰の化学的性質の制御が可能になり、ボイラーの洗浄と運用コストを継続的に最適化することができます。」と、バルメット オートメーション リカバリ分析装置および高度プロセス制御担当ビジネスマネージャー Timo Laurilaは述べています。

Valmet Recovery Ash Analyzerに関する技術情報

Valmet Recovery Ash Analyzerは、ESP灰の炭酸塩(CO3)、硫酸塩(SO4)、塩化物(Cl)、カリウム(K)、ナトリウム(Na)の濃度を含む完全な化学バランスを測定し、灰の融解温度 T0、T15、T70を計算します。ESP灰のサンプルは、堅牢なステンレス鋼サンプラーによって灰コンベヤー間の灰ドロップシュートから採取され、水に溶解された後、分析装置に転送されそこで化学分析と灰溶融温度の計算が行われます。包括的な診断と安全なバルメット インダストリアル・インターネット(VII)対応機能により、バルメットからの測定操作とリモートサービスへの直感的なアクセスにより、信頼性の高い結果が保証されます。

Valmet Recovery Ash Analyzer

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パルプ工場、ティッシュ、板紙・洋紙の製造ライン、そして同様にバイオエネルギーを製造する発電プラントも提供出来ることがバルメットの強みです。先進のサービスやオートメーションソリューションはお客様のプロセスの信頼性とパフォーマンスを向上させ、そして原材料やエネルギーの有効利用を強化します。

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