バルメットはロシアの Segezha製紙工場にバイオマス燃焼ボイラープラントを供給

バルメット Oyj プレスリリース 2016年7月4日

バルメットは、ロシア カレリア共和国の Segezha製紙工場(Segezha PPM)にバイオマス燃焼ボイラーと関連するオートメーションおよび環境システムを納入します。工場の生産プロセス向けにボイラーは蒸気を生産し、工場は木材残渣やスラッジを燃料として利用できるようになるため、重油の使用量を削減し、その排出量と環境への影響を低減することができます。納期は 2017年を予定しています。

これはバルメットの 2016年第2四半期の受注に含まれていますが、受注額は非公表です。

「私たちは多くのサプライヤーを比較した結果、バルメットの混焼ボイラーを選択しました。機器の信頼性と操業、そして価格/品質を考慮しました。私たちを決断させた決定的判断基準は、技術的な要素と、この産業における多くの企業でのボイラーの成功例でした。最新の混焼ボイラーは排水処理からのスラッジと同じく、高く変化しやすい湿度で処理された製材くずを効率的に燃焼することができます。」と Segezhaグループの生産部門副社長 Sergei Pondar氏はコメントします。

新しい受注は、ロシア市場における燃焼排気ガス処理のための電気集塵器が付属したバブリング流動床(BFB)ボイラーのリーディングサプライヤーとしてのバルメットのポジションを強固にするでしょう。これは、過去 3年の間でロシアに納入されたバルメットのバブリング流動床(BFB)技術を特徴とする 3基目のボイラーとなります。

数十年にわたり、バルメットは回収ボイラー同様に多くのバイオマス燃焼ボイラーもロシアに納入してきました。 ロシアにサプライヤーネットワークを設立し、Segezha向け機器の重要な部分はロシアで生産されることになります。私たちはこれからもロシア市場に競争力のある技術を供給できることを楽しみにしています。」とバルメットのロシア&CIS エネルギーセールス&サービスオペレーション取締役 Nikolay Doroshenkoは述べます。

納入の詳細について

この受注には BFB燃焼技術を利用した 90 MW HYBEXボイラー、燃焼排気ガス清浄装置をベースとした電気集塵器、電気品、そしてプラントの制御や操作のためのバルメット DNAオートメーションシステムを含んでいます。

HYBEXボイラーはバルメットによって開発され、幅広い燃料への柔軟性、高い燃焼効率、高い信頼性、優れた操縦性、そして低排出を特徴としています。

Segezha製紙工場について

Segezha製紙工場 はSegezhaグループの一員であり、包装紙だけでなく森林・木材処理や製紙業界に従事するロシアやヨーロッパ企業から成る垂直統合された国際的な森林産業持株会社です。Segezhaグループは 13ヶ国に約 13,000名の従業員を有しています。

バルメット
コーポレートコミュニケーション

バルメットは紙パルプおよびエネルギー産業へのテクノロジー、オートメーション、そしてサービスに従事しており、グローバルなディベロッパーとしてのリーディングカンパニーです。私たちのビジョンはお客様への貢献において、覇者(グローバルチャンピオン)になることです。

パルプ工場、ティッシュ、板紙・洋紙の製造ライン、そして同様にバイオエネルギーを製造する発電プラントも提供出来ることがバルメットの強みです。先進のサービスやオートメーションソリューションはお客様のプロセスの信頼性とパフォーマンスを向上させ、そして原材料やエネルギーの有効利用を強化します。

2015年のバルメットの売り上げはおよそ 29億ユーロであり、12,000人の専門家が世界中で、お客様に近い場所で展開し、そして常日頃からお客様のパフォーマンスを向上、前進させることをお約束しております。バルメットの本社はフィンランド、エスポ(Espoo)にあり Nasdaq Helsinkiに上場しております。