バルメットの灰処理による塩化物およびカリウムの除去

バルメットの灰処理システムは、回収ボイラーの ESP灰から塩化物とカリウムを除去します。バルメットは、世界中のパルプ工場で灰処理システムを建設してきました。工場の増産に伴い、そのいくつかがアップグレードされています。

塩化物とカリウム

塩化物とカリウムは、受け入れる木材や水と一緒に工場に入ることがあります。この 2つの化学物質が回収ボイラー灰の特性を変化させ、問題を引き起こす可能性があります。

灰は粘着性があり、スートブロワで除去することが困難になります。時には、これが灰の蓄積につながり回収ボイラーを詰まらせ、水洗浄のためにボイラーを停止させる必要があります。また、過熱器の腐食には、塩化物やカリウムが関係している可能性があります。

バルメットのソリューション

バルメットの灰処理システムは、液サイクルから塩化物とカリウムを除去します。これにより、稼働時間や増産につながります。

バルメットは、異なるメリットをもたらす 3つのソリューションを提供しています。これらのソリューションは十分に実績があり、いくつかの工場では、工場の拡張に伴い最初に設置した設備の能力を高めるためにバルメットを選択しています。

動作原理

バルメットのテクノロジーは、電気集塵機(ESP)の灰に含まれる塩化物とカリウムを他の化学物質から分離するために水を使用します。

ESP灰を水と混合すると、塩化物とカリウムは溶解し、パルプ化薬品は固形物として残ります。固形物は液体から分離して工場に戻し、不要な化学物質を含む液体は廃水処理に回すことができます。

これは、現在市場に出回っている 2つの主要なテクノロジーである灰の浸出と灰の結晶化の基本的なメカニズムです。

性能

バルメットの灰処理システムは、理論的な上限値に非常に近い性能を発揮します。例えば、バルメットのアッシュ結晶化装置は、塩化物を最大 96%除去します。蒸解薬品は貴重であるため、高い回収率を持つことも灰処理システムの重要な測定値です。

除去率および回収率は、工場の ESP灰の含有量によって異なります。また、これらのレベルは時間の経過とともに変化することもあります。このため、優れた灰処理システムは、理論上の最大性能だけでなく、変動に対応し、長期間にわたって良好な性能を発揮する能力を備えていることが重要です。

灰処理の詳細については バルメット グローバルサイト(英文)をご覧ください。

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