Mänttäでは革新的なブレストロールシェルが性能を強化

Metsä Tissue社 Mänttä工場は、バルメットの溝付き皿穴式ブレストサクションロールシェルを用いることで、TM 1ティッシュマシンでの突発的なロール交換の減少とロール運転時間の延長を目標にしている。

Metsä Tissue社 Mänttä工場のメンテナンスマネージャー Jyrki Pekkala氏(右)と開発・エネルギーエンジニア Jyrki Leppäaho氏は、新しいシェルの性能に非常に満足している。

走行性と汚れの問題、そしてシュリンクスリーブの除去

2016年4月、Metsä Tissue社の Mänttä工場は、TM 1のツインワイヤギャップフォーマにバルメット製の溝付きブレストサクションロールシェルを設置した。これはバルメットのティッシュマシン向け革新的ソリューションの4番目の納入である。

TM 1のブレストロールはこれまではプラスチック製シュリンクスリーブを用いて運転していた。「ブレストロールには走行性と汚れの問題がたくさんありました。年に数回、私たちはロールを洗浄し、スリーブの下に溜まった汚れを取り除き、スリーブへの損傷を修理しなければなりませんでした。スリーブはシワがよっており糸は磨耗して切れていました。」と、同工場のメンテナンスマネージャー Jyrki Pekkala氏は語る。

多くの場合、スリーブの修理は可能ではなく、ロールはマシンから取り外し、スリーブを取り替えねばならなかった。ブレストロールの典型的な運転期間は 1年以下であった。

「2015年の秋に、古いブレストロールシェルはその寿命の最後に達したことから、新しいものを手に入れねばなりませんでした。同時に、信頼のできないスリーブを取り除きたかったのです。私たちは以前の納入での良い経験と性能に基づいてバルメットの溝付きシェルソリューションを選びました。」と Pekkala氏は説明する。

バルメットのサクションロールシェルでの革新的な溝パターンによってシェルの開口面積を増加させ、水はウェブからシェルの溝および皿穴へとスムーズに流れる。こうして、紙の品質を低下させることなくスリーブなしのシェルを使用することが可能になる。

良好な走行性、穴のシャドウマークなし、汚れなし 

溝付きブレストサクションロールシェルは TM 1に設置以来ずっと連続運転を行ってきた。「スタートアップは問題なしに進みました。走行性は良好で、シェルはその仕事をうまく果たしています。」とは、同工場の開発・エネルギーエンジニアである Jyrki Leppäaho氏は語る。

新しいシェルのスタートアップの前には、Metsä Tissue社はスリーブなしのサクションロールが紙上に穴のシャドウマークを増加させるのではないかと心配していた。「今では私たちのティッシュ製品の大部分をこのマシンで生産しています。また、紙品質を下げるような穴のシャドウマークは見つかりませんでした。」と Pekkala氏は述べている。

更に、シェルとスリーブ間に汚れが堆積しないことからロールの清浄さは以前よりも良好である。「私たちは、もっと自由に高圧洗浄シャワーを使うことができます。というのは私たちはスリーブに注意しなくてもよいからです。」と Leppäaho氏は指摘する。同工場によると、スリーブなしでブレストロールの運転を行っても、フォーミングセクションのファブリックの磨耗は増加しなかった。

運転間隔を最高 2年半まで延長する狙い

今までこの新しいブレストロールソリューションはどのようなメンテナンスも必要としなかった。

「私たちはブレストロールの運転とメンテナンス間隔を 1年弱から最高 2年半まで延長することを期待しています。スリーブの損傷による突発のロール交換を行うための休転がないことから、私たちは運転時間を毎年数十時間多く持てるでしょう。」と、Pekkala氏は続けて言う。「私たちは、予備のブレストサクションロールのシェルの交換が必要なとき、これと同じソリューションを考えます。私は、シュリンクスリーブでの問題を持つ他のティッシュメーカーにこのソリューションを心から推奨できます。」

 

 溝付き(皿穴式)サクションロールシェルの利点:

  • より高い信頼性
  • より長いメンテナンス間隔とメンテナンスコストの節約
  • より容易なロール洗浄
  • より長い運転間隔(ロール状態のチェックと交換のための休転がより少ない)

新しいソリューションはティッシュメーカーにかなりの利益を与えてくれる。革新的な溝パターンのおかげで、ブレストロールに損傷し易い金属ワイヤとかプラスチックのシュリンクスリーブを用いることはもはや必要ではない。この結果として、ロールの信頼性はより良くなりメンテナンスの必要性は少なくなる。