ベーリングラインの改造はSödra Väröに幸先の良いスタートをもたらした

スウェーデンの Södra Cell社の Väröパルプ工場でのベーリングラインのアップグレードは完了し、安全性を増した上で処理量も増加し操業中である。この改造は年間 NKP 生産量を 425,000トンから 700,000トンに増加させる4億ユーロの拡張プロジェクトのひとつで、幸先の良いスタートを工場にもたらした。

Värö工場のパルプドライヤアップグレードへのカウントダウンが始まっている。現在の処理量の2倍の大規模な新しいドライヤが2016年5月の工場SD中に据え付けられる。バルメットは2014年6月にSödra Cell社のVäröパルプ工場拡張用主要プロセス機器のサプライヤとして選ばれ、大規模なドライヤアップグレードプロジェクトの妨げとなるものを最小限にするため1年前に2つのベーリングラインの改造の実行を提案した。ベーリングラインの改造は2015年4月のSD期間中に完成した。

工場のパルプドライイング部長でパルプドライヤ拡張プロジェクトの責任者でもある Jaime Zamora氏は「私たちはまず工場全体の拡張プロジェクトの主な段階を完成させました。ベーリングラインのアップグレードを行ったことに気分を良くしています。今はラインの他の部分、ウェットエンドからカッターまでに集中できます。まだするべき仕事がたくさんあることを理解しています」と話している。

Södra Cell社の主な投資の一部

パルプドライヤ、フラッシュドライヤ、ベーリングラインのアップグレードの他に、バルメットは新しい連続蒸解プラントを納入し、ウッドハンドリング、ファイバーライン、エバポレーションプラント、回収ボイラーそれに苛性化のアップグレードも行う。

バルメットは工場の既設の3つのベーリングラインを納入しており、この中の2つのベーリングラインの処理量と稼働率、それに安全性のアップを実現するための改造の契約を結んだ。新しい機器が既設のラインに統合され、古い機器に関係した稼働率と信頼性の問題を除去することで処理量をアップする。

サプライヤ選定段階で考慮された連続性

Jaime Zamora氏は過去の経験と連続性が、ラインの改造でバルメットを選択した重要な要素となったと話す。

「2つの方法があります:全く新しいラインを置くのか、持っているものを改善するのか。私たちは既設のラインを改善することが最善であると感じました。既に2009年にバルメットと1つの改造を行っていましたので、私たちは自分たちが何をしたいのか分かっていました。他の良い候補もありましたが、私たちは既にバルメットを知っていることを知っていましたし、バルメットの装置についても非常によく理解していました。既設のラインに新しい装置を組み込みことは常に挑戦ですが、今アップグレードを実施することは新しいラインに親しみ、来年のドライヤ更新前にあらゆる問題を解決する時間を私たちに与えます。」

フラッシュドライパルプ用ライン1は今ではバルメットからの3台の新しいベーリング装置: RoboFolder、RoboStacker、RoboStacktyerを有する。ラインの端末の別のフォークリフト用ピックアップステーションは全体のシステムの処理量と柔軟性を増加させた。乾燥をより効率良くしエネルギー消費を下げるためバルメットの新しいフラッファーがドライヤ前に設置された。

新しいバルメットのベーリング装置 - RoboApplyer、RoboFolder、RoboStacker - がライン2に組み込まれた。ベールプレス前のベールの保管場所の建設と、フォークリフトが作業している積み込みエリアでの出荷準備完了したベールユニットの保管場所の追加によってシステムの処理量と柔軟性は改善された。

円滑な据付と性能テスト

ベーリングエリアの操業責任者の Jimmy Syrén氏は2009年の改造時にバルメットと働き、今回のラインの改造プロジェクトでそのときの経験が生きていることを発見した。

「装置と人間を知っているため、今回は非常に楽でした」と話す。「私たちのチームとバルメットのチームの主なメンバーは前回と同じでしたので、共に働くことがより容易でした。新しい装置と古い装置とによるラインの電気関係の準備が挑戦でしたが、据付と性能テストは円滑に進みました。」

「Södra Cell社とバルメットからのプロジェクトチームは建設的な協議でうまく結びつき、ラインの技術的パラメーターと処理量の問題をまとめ解決しました。」と Jaime Zamora氏は明言する。

契約の特殊性とコストを一定レベルに保つ必要性が、ベーリングラインプロジェクト用電気配線に関する「オープンブックアグリーメント」となった。「これは、バルメットからの請求が透明であるため私たちが何に対して支払っているかが正確に分かることからも、私たちの目から見ても良いものです。」とZamora氏は話す。

ベーリングラインプロジェクトは今 Södra Cell社に移行され、最終検収は11月に予定されている。

強化された操業者に対する安全

「私にとっては主な改善は新しいラインの安全にあると思います。操業者に対する分かっている危険と安全に対する障害のすべてをカバーしたと信じます。」と Jaime Zamora氏は話す。

「新しいラインを見た場合、ほぼすべてがフェンスで囲われていていますが、操業者と保全要員による近づきやすさを改善しつつ安全を確保するというバランスを見つけ出したいと願っていました。Södra Cell社は 3つの工場を持ち、その中の Mörrum工場の非常に開放的でありながら非常に安全であるところに解決策を見出しました。」

「私は、各ラインは現在、より信頼できるものとなっていると思います。しかしながら新しい安全面の特徴が意味することは私たちが考え方と機械の操業方法を変える必要があること、それに新しい装置をどう使用するかを完全に学習する前では多少欲求不満になり得ることです。」

「バルメットは2つのラインの正しい安全の解決策を見つけることを助けてくれました。このプロジェクトでバルメットからもらった最も重要な知識は安全に関するノウハウだと言わせてください。」と Jaime Zamora氏は結んだ。