Yinzhou Paperにおけるより良い品質のテストライナのための改造

Dongguan Huangchong Yinzhou Paper improved its test liner production and product quality with two new OptiFlo headboxes and two sets of Valmet QCS control system

東莞の Huangchonにある Yinzhou Paper社は 2台の新しい OptiFloヘッドボックスと 2セットの Valmet IQ品質制御システムを持つことで生産量と製品品質を向上させた。生産効率の向上はコスト低減につながり、紙品質の改善は売り上げと価格を押し上げた。

Yinzhou Paper社は1988年に設立され、当初は 24セットの小さなマシンを有していた。より大きな中国の企業が市場に参入するにつれて、同社はこれまで以上の強い競争を経験することになった。「私たちはヘッドボックスの改造から実に多くの利益を得てきました。この 3年間に連続して行った改造とアップグレードのおかげで、Yinzhouは今では最も競争力のある会社になりました」と、Yinzhou Paper社の会長 Li Weier氏は良好な結果に満足して語る。

mr Li is satisfied with Valmet

 

 

 

 

 

「バルメットはパートナーとして一層の競争力を付与する最新の装置を提供してくれました。」

Li Weier氏
Yinzhou Paper社会長

 
継続して改善するという発想から、管理チームは PM1と PM2のライナボードの品質を大幅に向上させる必要があると決断した。「顧客からテストライナの均一性と CDプロファイルについての苦情をしばしば受けていました。」と Yinzhou Paper社のジェネラルマネージャー Wang Zhentao氏は語る。既存のヘッドボックスは設計速度 500 m/minであり、国内のメーカーが製造したものである。工場は日々の最適化を通して 750 m/minまで増速したものの、ヘッドボックスはこれ以上の高速には対応できず品質上の問題を引き起すことになった。

より良い品質のテストライナ

製品の品質改善のためのソリューションは 2台の OptiFloディリューションヘッドボックスと 2セットの最新式品質制御システムである。これらは 2016年 2月に 3層抄きライナボードマシンのボトム層に設置した。「改造の前は、これら2台のマシンのCDプロファイルは非常に劣っていました。CDプロファイル変動の我々の目標は約6 g/m2であり、現在はこれを基本的に達成しています。」とこの改造結果について生産マネージャである Peng Guojun氏は語る。

「CDプロファイルの 2σ値は以前は約 2.5でした。今は 0.5と 0.8の間であることから、私たちは改造の目標は達成したと言えます。」と GMアシスタントの Xiong Pengju氏は語る。

「私たちの顧客は今では最終製品の品質に満足されています。私たちは技術的なグレードアップに投資することは必要であり、このことは製品品質の改善と生産コストの節約を通して利益を与えてくれます。」と Li氏は嬉しそうに結論する。

予期しなかった節減

「予期しなかったことですが非常に満足のいく結果も得ました」と Wang Zhentao氏は興奮して語る。「新しいヘッドボックスを据え付けた後、私たちは断紙が減りました。以前は月約 50回断紙したのが、先月はたった 8回の断紙でした。蒸気消費量は、月平均での紙 1トン当たりで 1.65トンから 1.55トンまで減少しました。また、原材料コストも下がりました。新しいヘッドボックスでは同じ品質の製品を生産するのに低品質の繊維を用いることができ、しかもはるかに高収率で生産できるのです。」

「もう一つの明らかな違いは、改造で PM2をより軽坪量 110-130 g/m²の紙を生産するように転換し、運転速度を 30 m/min増加させることができたことです。」と Xiong氏は付け加えた。

「新しいヘッドボックスを据え付けた後、断紙が減りました。また蒸気消費量が 7%減少しました。原材料コストも下がり、新しいヘッドボックスでは同じ品質の製品を生産するのに低品質の繊維を用いることができ、しかもはるかに高収率で生産できるのです。」

Wang Zhentao氏,
Yinzhou Paper社
ジェネラルマネージャー

 

 

mr. Wang of Yinzhou paper 

短い86時間の休転

ヘッドボックスの新設にあたって 2台のマシンの休転期間は必要なダウンタイムを最小化するよう注意深く計画を立てたことで、休転からスタートアップまでの所要時間はわずか 4日であった。「私たち双方が連携する努力のおかげで、プロジェクトは予定よりも 10時間早くスタートしました」と Peng氏は述べ、バルメットの関係者の作業態度の良さに感謝している。

「メーカーを選ぶとき、私たちが考慮する最も重要なことの 1つは技術的安定性です。バルメットは私たちの厳しい要求を満たしてくれました。」と Xiong氏は語る。「ヘッドボックスは多くの点、例えば低い圧力損出、良好な地合、操作の容易さといった点で良好です。プロファイル調節の制御システムも同じくトップクラスです。」

自動化によるより良い走行性、ウェブの均一性および品質

Yinzhou Paper社の抄紙機はバルメットの DCSと QCS制御を備えており、これらは同工場が要求する結果を得るのにたいへん役立った。また、同工場はバルメットの IQスキャナープロファイラーを選択し旧来の装置と取り替えた。性能は改善され、より良い走行性、ウェブの均一性および品質が得られた。

「個人的には、バルメット IQスキャナは完全だと思っています」とオートメーションマネージャである Chen Yongfa氏は語る。「第一に、IQスキャナは走行性が安定していることと、このシステムインターフェースをオペレータが扱い易いことです。第二に、デザインがとても良いことです。特殊なフローティングブリッジ式ベアリングデザインによってビームの歪みを伴わずに熱膨張することができます。フィルタを掛けたエアパージシステムが温度安定性を確保し、内部の清浄さを維持します。第三に、高精度でありかつ迅速な応答を与えることができます。第四に、ディリューション制御はダイナミックオートメーションマッピングツールを使用し、アクチュエータとウェブ応答エリアのマッピングを迅速かつ正確に修正します。」と続けた。

「バルメットの IQスキャナとプロファイラを用いることで、坪量、水分および厚さも自動でより良い制御が行えます。また、正確なCD制御も与えるので紙品質の要求を達成するのに役立ちます。BWの 2σ値は 64%向上しました」と Chen Yongfa氏は付け加えた。

高価だがそれだけの価値はあるのか?

紙生産への投資は常に大きな決定である。問題は最安値の値札を持ったソリューションを選ぶか、最も価値がありかつ投資回収のできるソリューションを選ぶかである。Yinzhou Paper社は独自の哲学を持っている。「良いものは常に費用が掛かります。しかし、あなたは自分が行った選択で後悔することはめったにありません。」と Li氏は言う。

Wang氏はLi氏の意見と同感であり、次のように付け加えた。「優れた装置は良い製品を製造します。しかし、もしも私たちが最低の投資価格のみを求めれば意味がありません。仮にヘッドボックスが悪い地合のまま運転されていれば、紙切れあるいは不良な紙品質を生じ、これによってエネルギー損失が生じ、洗浄の作業などが必要になってきます。私たちはこういった計算が皆得意なのです。」とWang氏は微笑む。「もしすべてのコア成分が可能な限り良好であれば、エネルギー消費と他のあらゆるコスト節減は全面的に違ったものになります。」

「プロジェクトの結果からしますと、私たちがパートナーにバルメットを選んだ判断は非常に賢明であったことを示しています。この改造の後、製品品質はかなり改善され、そのため価格を上げることが可能になります。競争力の向上は私たちにとって非常に重要です。バルメットはパートナーとして一層の競争力を付与する最新の装置を提供してくれました。」と Li氏は確信している。

Yinzhou papers two paper machines were rebuilt with new OptiFlo headboxes

Yinzhou Paper社の顧客は今ではテストライナーの品質に満足している。同社では、技術的なグレードアップに投資することは必要であり、このことは製品品質の改善と生産コストの節約を通して利益を与えてくれると考えている。