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リファイニング工程の更新による信頼性の向上

世界最大級の OptiFiner Proは Savon Sellu工場でのエネルギーを節約する。左より、Juha-Pekka Huhtanen(バルメット)、Tapio Laukkanen氏、Antti Jegoroff氏(Savon Sellu工場

Powerflute製の段ボール箱とバルメット製の OptiFiner Pro リファイナーに共通する単語は「信頼性が高い」という言葉である。フィンランドの Kuopioに Savon Sellu工場を有する Powerflute社で、世界最大級の新世代リファイナーが運転を開始したのは2014年であった。

ハイテクなリファイニングが高品質な繊維を生む

「既存の調成用リファイナーが古くなったので、それらを更新することから検討を始めました。」と説明する技術マネージャー、Tapio Laukkanen氏。「検討を進めて行くと、生産量の確保にはリファイニング工程の全般を見直す必要があることが分かりました。安直な解決策に落ち着くのではなく、リファイニング前段のアプローチ工程も含め、リファイニング工程全体を最適化して“木を見て森を見る”ように努めました。」と続ける。

更新後は2ステージ式で叩解するフローになり、剛度(CMTとCCT)を調整し柔軟性と強度を持つ板紙が抄造できるようになった。後段のステージには生産量を確保する目的で、OptiFiner Proのラインナップで最大の Pro-4が2台設置されている。置換え予定だった古いリファイナーには新しいリファイナープレートを装着し、前段のステージとして再利用している。生産量の不足をカバーするために、OptiFiner Confloを新設した。

Kari Pietikäinen氏,
オペレーションマネージャー

「当初はリファイナーが謳い文句通りの性能を発揮するのかと疑問視していました。据付作業はスムーズで、バルメットは評判通りの会社であることを認識しました。新しいリファイナーは稼動開始から素晴らしい働きをしています。同一品質で比べると約 30%の省エネになっています。先日リファイナーセグメント(刃物)を初めて交換しました。刃物の寿命は半年でした。」

 

「リファイナーセグメント(刃物)の寿命に代表されるように、既設のリファイナー(DDR)では色々な問題がありました。手動操作が多かった点もマイナスでした。現在ではパルプ品質のばらつきが少なくなり、抄紙機の走行性が安定しました。また、紙切れの原因である結束繊維が激減しました。」

Antti Jegoroff氏,
マシンオペレーター

 

Tapio Laukkanen氏,
技術マネージャー

「安易に到達できるところを目指すのではなく、叩解工程の全体を見直して最適化に取り組みました。バルメットとの協働により、OptiFiner Proという武器を手に入れました。」

コストが安く性能は高い

「OptiFiner Proは素晴らしい働きをしています。リファイニングを正確に制御することができ、変動に対する余裕度もあります。」と話す Laukkanen氏。「OptiFiner Proのユニークなリファイニング機構のおかげで、未叩解繊維が以前より少なくなった印象があります。併せて省エネにもなっているので、ボーナスをもらったような気分です。」と Laukkanen氏は述べる。省エネという観点では、同一フリーネスに達するまでの消費電力が最大で 30%まで削減している。

「当初の目標である“品質向上”を達成するためにバルメットとの協働を継続します。リファイナープレートのパターン設計と前段ステージのリファイナーの処理量には改善の余地がありますが、OptiFiner Proの潜在能力の高さは明白です。」と Laukkanen氏は強調する。

ライフサイクルでのコスト計算

「投資を決める上では、それぞれの案件毎に10年先までの保守費用を交えたライフサイクルでのコストを慎重に検討しました。」とLaukkanen氏は続ける。「評価をするのは少し早いように思いますが、適切な予防保全を行ったと仮定して、OptiFinerシリーズのリファイナーの保守費用はこれまでのリファイナーよりも安くなるのではないかと考えています。」リファイナーセグメントの寿命が6ヶ月であることも含めて、導入した新しいシステムは信頼性が高いことが証明されている。