適正な叩解により最終製品の品質を向上

南ヨーロッパで初めての OptiFiner Pro が、北イタリアにある Cartiere Ermolli工場で2014年に稼動を始めた。PM 11マシン用として設置された OptiFiner Pro は、2台の既設リファイナーからの置き換えとして導入され、処理量の増加と電力消費量の削減(20%以上)を達成した。

Cartiere Ermolliは、Carnic Alpsのふもとに位置する Moggio Udineseにある工場として製紙業における長い歴史を有し、1922年の創立である。Cartiere Ermolliでは食品用の包装用紙を製造している。「当社のように特殊紙を製造する場合、適正な叩解を行うことは当たり前のことです。」と工場長の Gilio Munaro氏は話す。「原材料として L材および N材の両方を使っており、繊維の機械的性質を保ちつつ繊維をカッティングしないように叩解することが重要です」とMunaro氏は続ける。

「既存のリファイナーで処理量を増やそうと考えた際、バルメットと一緒に検討を始めることに抵抗はありませんでした。当社にはバルメット製の Confloリファイナーがあり、問題なく稼動していましたので。」とオペレーションマネージャーの Loris Not氏はサプライヤの選定について語る。

電力消費量を 20%削減

「新しいリファイナーの良い点は、操業のしやすさとユニークな叩解機構です。」と Not氏は語る。「新しいリファイナーが設置されてから、目標値に到達するまでの時間が短くなりました。リファイニング工程はサクションロールのバキュームで管理していますが、制御が大変楽になりました。」現在では電力消費量が 20%以上低下しており、処理量を増やして操業している(叩解度は以前と同じレベルを保持)。

「リファイナーの稼働率を上げられた点に満足しています。メンテナンスが簡単で、メンテナンスをする箇所も少ない。現在はバルメットと一緒になって、プレートの寿命を延ばすための方策を模索しています。」と Not氏は説明する。「マニュアルでの操業に慣れている場合には注意が必要です。」と Not氏は笑顔で話す。「OptiFiner Proは全自動なので、これまでの運転方法に対する考え方を見直す必要があることに気付きました。」

未来に向けて

「最善を尽くして顧客サービスを行い、顧客満足度を高めることに注力しています。」と Cartiere Ermolliの未来について工場長の Munaro氏は説明する。「お客様のニーズに合うよう製品を順次改良していくことに対してご理解をいただいています。新しいリファイナーは当社にとって武器となり、商品開発の助けとなります。また、新しい叩解技術により、工程の効率化が行える可能性も見えてきました。」