バルメットは日本に多燃料発電ボイラと排煙クリーニングシステムを供給

バルメット Oyj プレスリリース 2016年10月18日

バルメットは多燃料発電ボイラおよび排煙クリーニングシステムをJFEエンジニアリング株式会社(JFEE)に供給します。これはバルメットが日本の市場に納入する最初の多燃料ボイラです。

本件はバルメットの 2016年第4四半期の受注に含まれます。受注金額は約4千万ユーロです。据付工事は 2017年中に開始し、プラントは 2019年の上期に稼動する予定です。

2015年、バルメットと JFEエンジニアリングは、日本のエネルギー市場で共同して成長できるように長期の業務提携契約を締結しました。本契約はバルメットの高効率の技術ソリューションと JFEEの EPC発電プラントを供給する強力な市場での存在感と能力とを結び付けるものです。

本件は業務提携契約に基づく JFEEの初めての EPC(エンジニアリング、調達および建設)プロジェクトです。ボイラは日本の青森県八戸市にある三菱製紙株式会社の工場内にエム・ピー・エム・王子エコエネルギー株式会社(MOE)向けに設置されます。新しいボイラプラントは MOEが CO2排出を大幅に抑えながらきわめて高い熱効率で安定した電力供給を達成することを可能にします。発電した電気はすべて日本の固定価格買収制度の計画に基づいてグリッド会社に供給されることになります。

納入の詳細について

バルメットの納入範囲には、75 MWのバイオマス CYMICボイラと排煙クリーニングシステムが含まれます。八戸発電所の年間出力は約 530万kWhであり、使用する主な燃料には木材チップ、椰子殻および石炭が含まれます。

「循環流動層(CFB)ボイラは、発電機を助けて再生可能な発電をサポートしながら非常に高い熱効率を達成します。本契約は、JFEエンジニアリングがバルメットのボイラーを日本の市場に供給する業務提携での納入第一号を示します。」と、JFEエンジニアリング株式会社 バイオマス発電事業部営業部長 長屋 敬一氏は述べています。

「私たちは日本のエネルギー市場に参入するためのパートナーに JFEエンジニアリングを得たことに喜んでいます。この共同納入の第一号は、環境に優しいエネルギー生産の将来のプロジェクトへの道を開くものとして期待されます。」と、バルメットのヒートアンドパワージェネレーション部門の副社長である Kai Janhunenは述べています。

八戸市での将来のエム・ピー・エム・王子エコエネルギー株式会社の発電所のイメージ (著作権: JFE エンジニアリング株式会社)

JFEエンジニアリングについて

JFEエンジニアリングは JFEグループの一部です。同社は製鋼および造船ビジネスに根ざしており、そのエンジニアリング事業を技術の融合と展開によってエネルギーならびに環境、都市基盤および産業機械の分野に拡大してきました。JFEエンジニアリング株式会社は、東京証券取引所に上場している JFEホールディングスの 100%子会社です。

バルメット
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バルメットは紙パルプおよびエネルギー産業へのテクノロジー、オートメーション、そしてサービスに従事しており、グローバルなディベロッパーとしてのリーディングカンパニーです。私たちのビジョンはお客様への貢献において、覇者(グローバルチャンピオン)になることです。

パルプ工場、ティッシュ、板紙・洋紙の製造ライン、そして同様にバイオエネルギーを製造する発電プラントも提供出来ることがバルメットの強みです。先進のサービスやオートメーションソリューションはお客様のプロセスの信頼性とパフォーマンスを向上させ、そして原材料やエネルギーの有効利用を強化します。

2015年のバルメットの売り上げはおよそ29億ユーロであり、12,000人の専門家が世界中で、お客様に近い場所で展開し、そして常日頃からお客様のパフォーマンスを向上、前進させることをお約束しております。バルメットの本社はフィンランド、エスポ(Espoo)にあり Nasdaq Helsinkiに上場しております。